続きと思ったら前日譚だった
2023/01/06 11:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作『妖の華』の衝撃的なラストから待たされること12年。続きが読めると期待していたら、なんと前作の3年前を描く前日譚だった。同時刊行のシリーズ3作目も更に時代が遡る話だとか。スター・ウォーズかよ。個人的には先に進んでほしいのだが、どうやらその構想はあるらしい。姫川玲子シリーズばりのガチな警察小説と吸血鬼というホラー小説のなんともミスマッチな設定が面白い。主人公の紅鈴もかなりエグい連続殺人鬼なのに、天然っぽい性格とのギャップになぜか魅力を感じてしまう。この勢いでこのまま前作を再読するとしよう。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「妖の華」で3人の未来がわかっているので、3人の束の間の友情に、泣けてくる。圭一の人の良さ、能天気さが切ない。
前作をかなり忘れていたので、改めて読み直してから、本作を。前作では紅鈴の孤独が痛々しかった。本作があっての、紅鈴の孤独の深さを感じた。
続編はないと思っていたのに、今後、あと2作は予定されているとか。楽しみだが、殺掠シーンは少なめだと良いなあ。
最初の物語を解説?
2023/06/12 23:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひとみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒロインは変わらずで、ヒロインが吸血鬼時代幸せだった頃から彼が亡くなって独りぼっちになるまでのおはなし。
前回の過去編ってかんじですかね。
設定がいまいち好きじゃなかったのに、1巻を買った時に続きも買ってしまってたので、ちゃんとこちらも読みました。
ほぼ新しい発見ないですね。
ヒロインの過去編ですから。1巻で出てきた登場人物を掘り下げてお話した感じです。
やっぱり吸血鬼っていう設定があまり好きじゃなく、こちらも好きになれませんでした…。
誉田作品作品が多かったので逆に新鮮でした。
投稿元:
レビューを見る
【誉田哲也の原点「妖の華」、紅鈴ふたたび!】数百年もの間、共に生きてきた吸血鬼「闇神」の紅鈴と欣治。暴行されていた圭一を助けたことから二人の永遠の時間が軋み始める……。
投稿元:
レビューを見る
ホラーと警察小説を混ぜ込んだ稀有な作品である。
中盤からのヤクザとの抗争は引き込まれて、爽快感さえ感じる作品です。正月休みにはもってこいの一冊!
投稿元:
レビューを見る
シリーズ2作目。1作目は17年前でありデビュー作とのこと。誉田さんの「オール読物」の、この2作目の連載を読んだことでファンになる。妖の吸血鬼である闇神の紅鈴と欣治が生きるために人の生き血を吸うことから、全体に凄惨な場面も多いが、この2作目は、人である圭一との交流が楽しく漫才のような描写が和ませる。
この本を読んだ後に再度1作目を読んだら、そのままの文章を2作目でもかなり転用していた。驚くべきことに、すっかり1作目の内容を忘れていた・・
1作目、欣治に似たヒモのヨシキとの出会い、
ヤクザの闇神達との闘いと終焉。
2作目、その3年前、闇神の村からの追手により
紅鈴の血分けした欣治を失う。村への復讐
3作目、200年前の江戸時代。子供だった欣治が
成人してからの血分けによる闇神へ。
(オール読物で連載終了)
4作目?400年前、紅鈴が人間から闇神に変身
(書かれるかどうか不明ですが)
投稿元:
レビューを見る
妖の華も読んだけど、すっかり忘れてるわ。17年も前やもんなぁ。
でも、キワモノ感は無いし、実にしっくりと頭に入って来たわ。
投稿元:
レビューを見る
紅鈴のキャラが「妖の絆」となんとなく変わっているような気がした。200年もたてば変りもするか(笑)。
「妖の華」も読んでみたくなった。
投稿元:
レビューを見る
設定がもろ好み。闇神という日本の吸血鬼と普通の人間の友情、本当に好き。殺人が起こっているにも関わらず、終盤まで心和んで読むことができた。最後は少し心苦しい…ヤクザのシーンは少しグロいところ多いかも。
紅鈴と欣治、そして圭一の家族のような関係が本当に良かった。これも一種の愛情だよね。
最後まで読み終えて、これが「妖の華」の前日譚であることを初めて知った。時系列的には合ってるから、続けて妖の華も読もうと思う。
これ映画化されないかな
投稿元:
レビューを見る
一人っきりになったとしたら
どうするかな。
一人っきりだったら
どうなっちゃうかな。
やっぱりしんどいだろうな。
投稿元:
レビューを見る
誉田哲也デビュー作の17年振りの続編!
前作(妖の華)の前日譚の位置づけとなり、伏線の逆回収的なポイントにニンマリしながら読み進めました(^_^;)
今回も、やはり一気読みで!井岡巡査部長の出番は、残念ながら少なかったですが・・・(^_^;)
でも大満足です!
投稿元:
レビューを見る
おもしろい!おすすめです。 400歳プラスアルファの紅鈴、200歳のキンジ。人間社会に隠れるように暮らす。生活してる感じと吸血で生きながらえているところがミックスされて、にんげんの若者が混じっているお話し。こいきだが、憐れな様子もあって。つづきが読みたいです。
投稿元:
レビューを見る
最後は少しあっさりとした展開に感じられたが、全体的に勢いがあって面白かった。どんな時でも変わらない紅鈴、欣治、圭一の掛け合いが読んでいて心地よく、シリアスな場面なはずなのにクスッと笑ってしまったところも。グロさも結構しっかりめ。吸血鬼を主人公としたちょっと異質なノワールホラー。
☆4.0
投稿元:
レビューを見る
何か既読感あるなぁ・・・と思いながら読んで、解説を読んで納得。デビュー作品の改変版が2010年に刊行(「妖の華」、10年ほど前に読了)されていて、その続編になるんだそうな。しかも、その三年前のお話なんだと。
続編(妖の絆)も出ているようで、文庫化されたら読もうっと。
投稿元:
レビューを見る
闇の神で、ヤガミと呼ばれる吸血鬼が主人公の作品。
面白かったが、妖そのものが主人公なので、あまりホラー要素は感じられず、むしろ身近な存在になっている。