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本編を埋める第1話の素晴らしさ
2024/02/23 03:41
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編のスピンオフともいうべき作品ですが、幸を主人公としない計4話の短編集。第1話の主人公は怱次。本編の内容で謎というか知りたかった部分を埋める内容。江戸に五鈴屋を出奔してから、江戸でどのようにしていたのか。なるほどなぁ、興味の引き方がうまいなあと作者に感心しました。第3話のお竹の出した決断は意外でしたが、清々しい決断にアッパレ!第4話の結末は、これが成り立てば、この話もいよいよ終わりになりそうで、個人的には微妙かな。もう1巻近く出ますので楽しみです!
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しみじみ
2023/09/24 15:53
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投稿者:mic - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編完結時に、特別編の予告があったけど、しばらく忘れていて…店頭で出来立てに出会えてラッキーだった。
惣ぼん、佐助、お竹どん、賢輔、ちょっと違う角度から見たような、読んでいて繊細な気持ちになりました。お竹どん好きなので、フォーカスされて嬉しい。
後編今から楽しみです。
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投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
第三話 百代の過客
物語の中心人物はお竹どんで、彼女の苦悩や決心が身につまされるお話でした。
また手代の大七どんの新たな進路もなかなか心に残る作品でした。
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契り橋 あきない世傳金と銀 特別巻上
2024/02/17 14:42
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
TVドラマから入りました。幸が3兄弟と夫婦になり五鈴屋を盛り上げるまでにはなっていません。特別篇では登場人物が色々な姿が描かれています。現在五鈴屋は8代で次が賢輔がなり幸は嫁になる。これからTVドラマの跡を追います。
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番外編の短編集
2023/09/17 16:17
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
惣次、佐助、お竹、賢輔を主人公にした短編集。惣次の奥さんが素敵な人で幸せな家庭生活を味わえたようで良かったですし、佐助と賢輔の話がとても良かったです。本編で気になっていたので、番外編でフォローしてくれて嬉しいです。下巻も楽しみです!
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契り橋 あきない世傳金と銀 特別巻上
2023/08/28 11:46
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
あきない世傳金と銀で重要な役割を担った4名を主役に書き下ろされた短編集。
・惣次が井筒屋の主人、何故?
・佐助の恋の行方は?
・お竹どんの生き方は?
・賢坊の思いは?
この作品を読みながら本作を再度読んでしまいました。感動する作品ですね、ちょっと涙目になりそうでした。下巻はお梅どん、菊栄さんあたりが登場ですかね。はたまた構成自体が変わってしまうのですかね。今から楽しみになってきました。
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待ってましたーーー。
そして、何が嬉しいって、これが『上』ということは、当然『下』もあるわけで。なんなら『中』もあるともっと嬉しい♪
惣ぼん目線のお話、すごく新鮮だし、ああ、こういう人なのね、と嬉しかった。幸への想いも明かされたし。本編での行動で、想像はしてたけど、あそこまでの想いがあったのか、と。
佐助、お竹の物語も心に沁みた。
そして、トリを飾る賢輔。
賢輔の一途さが伝わって、それゆえにどういう答えを出すのか、ドキドキ、ハラハラ。
あの読み応えは、下巻の最終話でもよかったかも。
さて、はーやく来い来い、下巻!
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シリーズが終わってしまい、もう続きは読めないとおもっていたのニ、まさかの外伝。
井筒屋三代目保晴こと惣次、佐助、お竹、賢輔の4人の話。
それぞれの出会いと別れ、決断などが描かれている。
賢輔の思いが届く話が読めるとは思えなかったから嬉しい、
個人的には惣次の話が良かった。
上巻でここまで満足だと、下巻が待ち遠しくてならない。
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2023/08/25リクエスト 46
2月から待ちに待った特別巻。
惣次は当時も謎だったので、本当の理由がわかり納得した。一目惚れの妻が、どんどん商才を見せ、さらに人からの信頼も寄せられ…それは辛い。
江戸に出て、両替商の井筒屋に入り大恋愛ではなくとも穏やかな結婚生活を続けていけると思ったのに、妻にも義父にもすぐに先立たれ、どんなにか落胆したことか…
お竹と久助の、同士として絶大の信頼関係も羨ましくもある。
お竹の身体の衰えを自覚し、引退を考えるべきかどうか悩むところもリアルに響いた。
江戸時代は次に必ず会えるとも言えず
「旅の続く限りは『二度と逢うことはない』とは決めずにおきましょう」
という粋な言葉で締めくくられる。
佐助とさよの妹である、ちかとの結婚。
長きに渡る賢輔の秘めたる幸への想い。お互いの立場を考えると、どうにもならない。
「主従ではなく夫婦として生きたい」
ふたり一緒なら乗り越えられる、そんな気持ちなら一生添い遂げられると感じた。
本を読んでいる間、とても幸せな気分になれる。
下巻も楽しみです。
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しみじみ…良かった。
惣次、佐助さん、お竹どん、大七どん。4人の想いが丁寧に描かれていて。
特に、お竹どんと大七どんの決断にしんみりしました。医師にする、って思い切ったなぁ。
幸と賢輔もとうとう……もう47歳と40歳というのもびっくりでしたが。誠二さんも良かった!
皆さん、幸せになってほしい。
下巻は一体何が描かれるのかな。。
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本編後の脇役四人それぞれのお話。
惣次がどうやって両替商になったのか気になっていたので、その道程を知れて嬉しく切なかった。
皆それぞれに抱えたものを昇華して生きていく力強さに痺れます。
下巻が今から楽しみです!
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スピンオフであり五十鈴屋のその後の話し。お竹や佐助、それに密かに好きだった惣次の話を読むことができてうれしかった。下巻も楽しみに待ちます。
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本編の最終巻を読んだ時はすごく中途半端な終わり方で、しかし長ったらしく間延びしすぎたのでもう終わりでいいんちゃう?って投げやりで読んだけど、この特別編を読むと???だった惣次の江戸での成り上がりがわかり(いや、これなんで本編で書かなかった?)、やり残しだらけだった本編の細かなところをきれいな短編として補完されていてとても読みやすく、また本編を思い返して尻切れだったところがつながりようやく満足を得て読み終えたって感じになった。
じゃあ、特別編(上)ってなに?(下)があるってこと?
まだ何か付け足すことあったっけ?あるとするなら妹の結くらいかな。幸の今後はもう読みたくないというか読まなくても想像だけで楽しみたいと思うから(下)がどんな編集ででてくるか怖さ半分楽しみ半分かな。
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懐かしい友たちにまた逢えたような感覚。
下巻もあるとのこと、楽しみ!
かねてからの希望だったドラマ化も決定したみたいで嬉しい!
この役はどの俳優さんがやるのかなぁー私がキャスティングするなら、とか色々考えながら読んだ。
今回は章ごとに主役がいろんな人に変わり、その人たちの内面がよくわかって、よかった。
友の幸せを祈るような気持ちで、みんなの幸せを切に願ってる。
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本編では描かれなかった、惣次が井筒屋三代目になった経緯と、完結後の五鈴屋の面々にスポットを当てた3篇。
みんな年を重ねたんだね・・・という感慨がつよい。なんと喜寿を迎えようとするお竹どんの話『百代の過客』が良かった。抗えぬ体の老いにつられて気持ちもしずんでいくお竹。しかし、きっかけを得て違う人生を歩むことになった若き手代の姿を見て、隠居に傾いていた気持ちを切り替える。
「限りある一生を、自分はどう終えたいのか」
「光を失っても、旅は続く」
そう思えるのは、なによりお竹自身がこれまでの長い人生を、手を動かし知恵をしぼって主体的に過ごしてきたからだろう。努力してきた、という確かな手応えが自分の中にあればこそ、まだ旅を続けられると思える――みごとな生き様だと思った。