紙の本
真犯人A、B、そしてC(明らかになった順)
2023/10/28 22:40
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝から読み始めて、緊張感を維持しつつ、同日夜に読了。真犯人Bのところでは「何じゃこれ」と思ったが、真犯人Cに行き当たったところで、「なるほどこういうオチか」と唸らされました。技巧が前面に出過ぎた印象はありますが、読み始めから最後までドキドキ感が持続した得難い読書時間であったことに感謝して、星は5つです。
「年齢は二十代後半か、もしかするともう少し上か。色白の美人だ。プロポーションも悪くない。」「的場は黙って会釈し、ワシオハルナの均整の取れた後ろ姿を見送った。」「的場は春那をちらりと見て、この女を毎晩のように抱いているのか、と薬剤師の夫をに軽い嫉妬を覚える。」(14頁、16頁、28頁)
「いないはずがないと思うのよね。だって、あれだけの美貌だもの。」「この別荘地には女狐がいるって。男をたらしこみ、自分の巣に連れ込んで骨抜きにし、意のままに動かそうとする。で、それは山之内静枝さんだと・・・・・・」「間もなくドアが開き、静枝が彼を招き入れた。」「腕時計だ。・・・ ベッドインする際に外し、そのままにしてしまったのに違いない。」「その直後だ。英輔の右腕が静枝の首に回された。そして彼女の顔を引き寄せた。二人の唇が重ねられたのだということは二階からでもわかった。」(190頁、253頁、303頁、306頁、308頁)
鷲尾春那と山之内静枝、この二人の女体のエロさにも思わず思考が飛んでしまった評者です。
紙の本
最後まで気が抜けない
2023/11/26 19:25
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投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
別荘地で起きた殺人事件。加賀恭一郎が、関係者に話を聞いて解決する。場面設定が、別荘地内だけで話がわかりやすい。最後の最後まで、どんでん返しがあり、すべてつながってすっきりした。
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一気に読まずにはいられない
2023/11/14 17:03
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投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始める前の楽しみにしていた気持ちを全く裏切ることのない、一気に読まずにはいられない一冊でした。「あなたが誰かを殺した」と言われたときに、心当たりが少しでもある人の気持ちはどんなものでしょう。
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あの時からもう既に犯人が、、
2024/03/10 21:06
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投稿者:Pana - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに東野圭吾さんの作品を読ませていただきました。
加賀恭一シリーズということでどんなシチュエーションで、どんな展開になっていくのかなと読む前からワクワクしていたのですが、期待を裏切らない内容でした。
最後の展開には、まさか、あの時にはもう怪しいと思ってた?と思わずにはいられませんでした。
紙の本
東野ワールド全開
2023/11/12 06:25
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投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
章ごとに異なる人物の文章主体で書かれているため、犯人が誰なのか全くわからないまま展開します。そして最後にまさかの結末が・・・。
これぞミステリーと思わせる作品です。
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さすが東野圭吾の加賀恭一郎シリーズで登場人物全員が怪しく、またまさかのどんでん返しもありおもしろくてあっという間に読み終わった。
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このミス2024 3位
加賀刑事シリーズ。高級別荘地で毎年恒例のバーベキューを行う人達。しかし今年はその日に連続殺人事件が発生。殺害されたのはそれぞれの夫、婚約者、両親、妻など。そして犯人はすぐに自主するが、その動機等について一切語らず死刑を望むばかり。
遺族は警察の捜査に納得できず事件の検証会を現地で開催するのだが、そこに加賀刑事も加わることとなる。
加賀による状況精査から徐々に事件が見えていくことになる。
その過程が実に面白く、ホテルの一室での検証会は結構長く書かれているのだが、その最中でも新しい驚きが発生していくし、最後の最後まで場の張り詰めた感じが途切れることがない。
読んでいて事件解明の方向性と、この本のタイトルや装丁に違和感を持つのだが、もちろんそこには実に納得のいく結末が待っていたのだった。
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加賀恭一郎シリーズ。推理に無駄がなくさくさく読める。話の展開も流石の一言。ただなんとなく不可もなくと言うか、楽しく読めたけどそれだけと言うか。後に残るものはないかな
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大好きな加賀シリーズということで、久々に単行本を新品で、それも発売日直後に買ってしまって、例の如くほぼ一気読み。
昔の加賀シリーズみたいな、淡々とした、でもぐいぐい引き込まれる推理モノ。そして東野圭吾さんらしいどんでん返し。タイトルも何重にも回収されて。。
いやぁー…控えめに言って最高でした…!!!
もちろん家族の絆の話も人情ものも大好きなんですよ。でも、やっぱこの不穏な感じ、theミステリー!のこの感じ、これこれ、これだよ待ってましたー!!!
…ということで読み終わって興奮冷めやらずニヤニヤしています。。
何回もブクログに書いてるけど、東野圭吾さんは天才。毎度高クオリティのものを読ませていただいてありがとうございます。
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高級別荘地で8月8日に別荘地に集まってバーベキューパーティをした五組の家族のうち五人がナイフで次々に刺され死亡、一人が重症という事件が起きます。
犯人は桧川大志28歳で連続殺人を行ったことは自首してきましたが、それ以外は「誰でもよかった」「死刑になりたかった」との供述以外、黙秘しています。
その中の被害者の一人である鷲尾春那は夫の英輔を刺され殺されます。春那は同じ病院の看護師である金森登紀子から警視庁刑事部捜査第一課の加賀恭一郎を紹介され一緒に、再び現場検証に向かいます。
そして別荘地には他の被害者家族と被害はなかったけれどパーティに参加した小坂家の三人と、両親を殺された中学三年生の栗原朋香とその付き添いの久納真穂も一緒でした。
そして集まってみると被害者家族と小坂家には『あなたが誰かを殺した』という文書が郵送されていたことがわかります。
怪文書を送ったのは誰か…?
そして加賀恭一郎は犯人には共犯者がいると推理します。
怪文書にはどういう意味があるのか…?
共犯は、この中の一体誰なのか…?
東野圭吾さんは凄い人気なので図書館に発売日のひと月前にリクエスト票を出したのになんと7人待ちでした。
でも図書館で4冊入れてくれたので実質2番目。
でも、皆さん早いな~と思いました。
以下ネタバレしていますので、これから読まれる方はお気をつけください。
私が一番怪しそうだと思った人物はシロでした。
そして一番怪しくなさそうな人物二人が犯人でした。
状況証拠を丁寧に一つ一つ洗っていって推理した加賀恭一郎は凄いと思いました。
一番怪しくないと思った犯人は本当に全然わかりませんでした。
最後の最後のひねりが面白く読まされました。
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東野圭吾の新刊なので、読んでみた。
別荘地で6人が短時間に殺傷されて、犯人が自供したものの、動機や犯行時の状況がはっきりせず、遺族が検証会を開き、そこに加賀恭一郎が参加し、真相を暴くという内容。
真相を暴いていく過程で、セレブが集まる別荘地なので、妬み、軽蔑など複雑な人間関係も明らかになっていく。犯行動機はともかく、犯行自体はそんなにうまくいくもんだろうか?という疑問が残る。
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加賀刑事の嘘を見抜く観察眼と別荘に住む人達の裏の顔を暴かれていき、人の嫌なところが垣間見れた。その悪いところがある人の動機に繋がっていて、あなたが誰かを殺したのワードが最後にとても強く響きました。かなり面白かった
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安定の面白さ。
読みやすいのでサクサク進んだ。
人間関係と別荘地の地理が複雑で、思ってた犯人と違った!ラスト15ページが切ないね。映画化されそう。
セレブ同志の会話が相変わらず鼻につく。こんなにイライラさせられるのはなかなかない。
東野圭吾作品の中で好きなシリーズ。続編も楽しみ!
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犯人の目星がついてしまったのがちょっと残念だったのと、盛り込みすぎなほどみんな真っ黒な感じがちょっとやりすぎ感があってしんどかったかなぁ。私が彼を殺したも、どちらかが〜も好きだったのでこのシリーズ楽しみにしてましたが寄せてる感じはあまりなかったかな。
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英語で、「私·彼·彼女」(単数形)は「I·he·she」、
それが複数形になるとそれぞれ「we·they」と変化します。
しかし、「あなた」は単数形・複数形共に「you」のままです。
これを踏まえてタイトルを読み返した時、更に意味が深く重く圧し掛かってきました