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納豆さんのレビュー一覧

投稿者:納豆

43 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍つまみメシ

2020/07/07 23:58

めちゃくちゃ使いやすい!

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

YouTubeで拝見していて以前から気になっていたのですが、ちょうどキャンペーンやっていたので、電子書籍で購入しました。タブレットからだと見づらいかなぁと思っていたんですが全くそんなことはありませんでした!
レイアウトがスッキリしていて見やすく、説明文も簡潔なので(中級程度の料理スキルは必要かもしれません)とにかく使いやすい!

そして、とにかく作りやすい!
さほど意味のないような、前処理や下茹では一切なし!洗い物が少なくなるように、スーパーで貰ったトレーの上で味付け。電子レンジも、レトルトも缶詰も、化学調味料も、便利なものは何でも使っちゃう。

何よりありがたいのは、載っているレシピの数と種類の豊富さ。野菜が多めなのも好感が持てます。
メニュー的にはスタンダードのものというよりは、創作居酒屋といった感じです。酒のつまみがコンセプトのようですが、お弁当にもちょうどいいのではないでしょうか。
巻末に材料別の索引もついているので、冷蔵庫の在庫を確認してからレシピを逆引きすることも可能です。
買ってよかった!

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魂を揺さぶられる

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

国際霊柩送還士の実話。
国際霊柩送還士とは、とても大雑把にいうと、亡くなった方に生きていた頃の姿を留めるよう、遺体に防腐処理やお化粧を施す(エンバーミングというそうです)仕事をする人たちのことです。
「おくりびと」のお仕事と違うのは、外国から日本へ、日本から外国へご遺体を運ぶ点でしょうか。
旅行中に海外で不慮の死を遂げられた方、葬儀を海外で行いたいためご遺体を空輸しなければならない方、ご遺族の事情は様々です。
遺体のことや、死についての多くが語られますが、決して残酷な話ではありません。むしろ、希望に満ちているのではないでしょうか。
エピソードのひとつなんですが、海外で登山中に滑落死してしまった方がいたそうです。ご遺族が現場まで遺体の確認に行くんですね。亡くなり方が亡くなり方ですから、とても無残な姿なんです。
これはとてもじゃないけれど、お葬式でみんなに顔を見せてあげられない…。
辛い思いを抱いて、ご遺体を送還士さんに預け、ご遺族は日本に帰宅します。
ここからが送還士さんに腕。生前の写真を確認しながら、様々な技術を用いて、ご遺体を生前の姿へと戻すのです。
半ば諦めつつ、ご両親が着いたお棺を開けてみると、なんと、あんなに悲しい姿をしていたはずの家族が、生きていた頃の姿そのままに眠っているんですよ。
もちろん、見た目は元に戻っても、魂は戻りません。
それでも、亡くなった方が穏やかに顔をしてくれているおかげで、遺された家族も心静かに別れを告げられる。
そして、送還士さんたちは自分たちの仕事は裏方だと、決して表には出てこない。本物の職人さんです。
連ねられたエピソードはこれだけじゃありません。
泣けます、全ての章でもれなく全部泣けます。
人は誰しも必ず、いつかは死ぬ。
この本は、遺体処理の専門家たちの仕事を追いかけると同時に、死と生に真正面から向き合う作品でもあります。
死は悲しいことですが、人生は悲しくはないということを伝えてくれる秀逸な本だと思います。
文章も分りやすく読みやすいですし、是非!

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電子書籍宝石の国(1)

2022/10/28 11:04

アニメ→原作を推奨。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

SNSでたびたび話題になるので、名前ぐらいは聞いたことあるんだけど…という方も多いんじゃないでしょうか。
私の中では漫画というか、もう神話。絵画。教典。カリスマ。
この作者さん、天才中の天才だと思います。

独特の世界観で、マニアウケみたいに言われる本作ですが、いざ蓋を開けて読んでみた印象としては、決して不思議ちゃんワールドのお話ではないとこがまた凄いんですよね。
素晴らしい脚本と物語の力・キャラが立ってるなど、ドラマの基本は全て押さえてある感じ。

世界観が独特・キャラクターが多い、アクションシーンに止め絵が多く集中線などの効果は使わないため、位置関係を把握しにくい、初期は絵がまだ下手などがあるため、苦手意識がある方も多いようです。
個人的にはアニメの視聴からをお勧めしています。
声・動き・色が加わるだけで、難易度が格段に下がり、各キャラも記憶にしみつきやすいので。
アニメの発表は数年前ですので、ほとんどの動画サブスクで解禁され、視聴が可能なのではないかと思われます。
また、うまいこと前半3分の1ぐらい、12話だけでアニメは終わるんですよ(笑)
続きは漫画でね!(完結したら、2期以降を切望……)

これを書いている現在、長年の沈黙を破り連載が再開され、展開から予測するに、あと僅かで完結するようです。
SNSを活用して楽しむなら、リアルタイムでなければ追いつけない。
この機会にまとめて読んで欲しい名作です。
同じ地獄(笑)に堕ちてくれる同士、大募集中!

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電子書籍黒星紅白画集 blanc

2021/12/06 08:42

電子書籍で購入してみました

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

電子書籍で購入してみました。
画集の電子って初めてで、どうなのかなと思ってたんですが、個人的には紙よりもすごくいい感じです。
パソコンや大型padなど、大きなモニターがある前提ではあるんですが、紙と比べてノドがない分歪みもないし、元々CGの作家さんなんで色の再現率なども完璧なんじゃないでしょうか。
解像度もかなり高いのか、23インチのモニターでかなり拡大しても、シャギーは出ません。紙より細かいところまで見えますよ。
データ品質的には大満足です。

黒星紅白さんは、絵柄も可愛いんですが、それ以上に画力と、ポージングや表情、小物や背景の引き出しがとにかく幅広くて奥も深い。
背景だけでも売れるんじゃないかと思うぐらいパースやテクニカルデッサンも強いので、人物だけではなく、なんかもう一枚の絵として圧倒されます。
さらに凄いのは、ほかの画集も全て買ってるんですが、年々進化し続けているところ。
前の画集よりも、次の画集のほうが、絶対にいいんです。
お色気一辺倒の、ただの萌え絵作家さんではない。
とにかく、凄い。手放しでお勧め。
次の画集が出たら、また電子で購入します!

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電子書籍ヲタクに恋は難しい(7)

2019/04/05 21:47

表紙の2人!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

表紙のふたりが好きなら、絶対見た方がいい1冊!!
可愛い、とにかく可愛い!
単行本書き下ろし部分は必見です!

もちろん、別の2人もめいいっぱい出てきますよ。個人的には、宏崇がなるみどんのおうちに泊まりに来る話が大好きです。
色気がないにも程がある!(褒めてる)
「彼女である前にオタクでごめん」は至言ですね!

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トイプーがひたすら可愛い

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

トイプーのクーさんがひたすら可愛い。
けっこうご高齢のわんこなので、言葉が通じるというか、反応が人間っぽいところも、クスッと笑えます。
犬とご家族の愛情物語も素敵。
わんこ好きにオススメの1冊。

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漫画版もよいよ!

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『新世紀エヴァンゲリオン』は、謎の使徒と呼ばれる巨大な怪物と、人類最後の希望であるエヴァンゲリオン、そのパイロット碇シンジの戦いを描くSFアニメ作品です。
漫画版はアニメ版とはやや異なる展開があり、オリジナル描写もあるため、アニメ版を観た人でもめいっぱい楽しめます。

庵野監督が天才すぎ&テンパってたせいで、何言うておるのかサッパリワカランところも、漫画版の貞本さんがかみ砕いたり筋を通して表現してくれているので、安定して最後まで読めます。
映画版庵野シン・エヴァシリーズ~完結編が出る前に、漫画版は完結しているため、初期のアニメシリーズをまとめてリテイクした感じ?
渚カヲルの解釈なども、テレビや映画版とは大きく違うところも、魅力のひとつ。
あと、キャラデザの貞本さんが描いているために、絵はすべて神作画。アニメで見たあの名シーンの数々が、ご本人の手で再現。
単行本書下ろしのカラーも美しい。
アニメだけでなく、漫画版もおすすめです。

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漫画史を動かした作品

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『進撃の巨人』は、予想の斜め上をゆく展開、圧倒的な描写力が魅力の漫画作品だ。
特に戦闘シーンは、「そうか、まだこの手があったか!」と、感動や凄いを通り越して、唸ってしまう。
1巻は世界観とキャラクター像が描かれており、主人公のエレンたちが巨人と戦い、人類の未来に希望を持とうとする様子が描かれる。
主人公のエレン・イェーガーは、巨人に襲われる残酷な世界を生き抜く、たった1人の希望とも言える存在だ。そのはずだった……。(言い淀んだ理由は、どうぞお楽しみに!)

作品全体を通して、読者がワクワク感と緊張感を味わえる。
読者は巨人がどのようにして出現するのか、どのような力を持っているのか、そして人類がどのように対処していくのかといった点に興味を抱くこと間違いないだろう。

間違いなく、漫画史に残る名作。
それまで赤字だった講談社は、進撃の巨人の出現で一気に黒字になってしまったほど。
読んで絶対に損はしない。必ず面白い。
ぜひ!

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今回もアーニャ大活躍!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

相変わらず面白く、絵も綺麗。
この巻では、アーニャたちのクラスが乗るバスがジャックされる事件が勃発。アーニャの活躍(?)が声をあげて笑ってしまうほどめちゃくちゃ面白いです。ダミアニャの行方が気になる展開になっていて、ふたりの関係の進展がずっと気になっています。
アクションシーンも見逃せない!特に母!
映画化も決定とのことで、アニメも映画も原作も、今後も期待したい!

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電子書籍medium 霊媒探偵城塚翡翠

2021/07/02 00:54

そうきたか(笑)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この作者さんは、午前零時のサンドリヨンからずっと読んでるんですが。
今回、主役の兄ちゃんと姉ちゃんが、細かくあちこち鼻についてしまって、ずっと嫌いだったんですよ……なるほど、そうきたか!と。(笑)
帯にあった「すべてが伏線」に偽りなし。
細かく散りばめられたアレコレが、最後になって襲い掛かってきますので、最初からじっくり細かく観察・記憶しておくとよいかも。
ミステリ好きには、手放しでお勧めです。

おっ、続編出るんですね。
主役の翡翠さんの経歴やおいたちは出るんでしょうか?
末永くシリーズ化して欲しいです。

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電子書籍アレンとドラン(4)

2020/07/14 09:51

相変わらず鉄板の面白さ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

楽しみにしていた「そこをなんとか」の連載が終わってしまい、それではと手を出してみたコチラ。
相変わらずの鉄板の面白さでした。

この作者さんの特徴なんですが、世間の真ん中からはちょっと外れてて、前向きゆえに引きこもりやメンヘラになるほど生き辛くもないけど苦しくないってわけでもなく、且つ、頭が良いせいで、何かがズレてるっていうか拗れてる女子を描くのが大変素晴らしい(笑)
見ててほのぼのしつつも、共感できたり出来なかったり、なんでそうなっちゃっんだよ!と爆笑したり。
普通のレディースや少女漫画に飽きた頃に、とても美味しく感じられると思うので、オススメです。

物語は地味にありきたりで、さほど美人じゃない、ややコミュ障の不器用女子が、個性的で魅力ある2人の男性の間で右往左往するだけです(笑)
が、上記の理由により、ヒロインが右往左往するさまが非常に愉快、そしてうっかり振り回される男性陣はもっと愉快なのが、他の漫画と違うところ。
状況より、思考回路を楽しむ感じ?

映画の話題が多いので、映画好きだったらもっと楽しめたのかも。
サブカルのディープな話は、わからなかったら聞き流してヨシ!と欄外に書いてあり(笑)実際、物語の展開にはさほど関係がないゆえに説明もないので、細かいところを満喫しきれていないであろうってのが、個人的にはちょっと残念かなぁ。

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電子書籍後宮の烏3

2020/05/13 17:53

だんだん面白くなってきた

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

後宮の中のお化け退治短編集だった初期と比べて、この巻あたりからだんだんと世界観が広がり、歴史や宗教、政治闘争などが加わってきます。
キャラクターがどんどん増えていき、人間関係も込み入ってきます。それぞれに背景もあるので、目次の人物紹介ではちょっと足りない感じ。自分用に政治権力図や、キャラクターに関するメモを取っておくと後々分かりやすいかもと思いました。
(半年に1回新刊が出るので、それまでに結構忘れてしまう!)

これからの展開が楽しみです。
寿雪ちゃんの行く末が気になる!

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紙の本沈黙のパレード

2019/05/07 10:37

映画化して欲しい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

相変わらず外さない鉄板の面白さ。
続きが気になって、2日で読んでしまいました。
ガリレオは1冊完結の物語なので、シリーズどこから読んでも構わないとは思うのですが、今作は「容疑者Xの献身」を先に読破しておくことをオススメいたします。

東野圭吾の小説って、常に頭の中に映像があると思うのですが、今回は特に顕著で、完全に福山雅治主演・役者の顔を想像して当て書きしていたように感じました。
話も、例えばこのまま映画化するとしても、脚本家は台詞おこしするだけでほとんどやることなさそう。完璧な出来(笑)
是非、この話を、福山ガリレオをもう一度!
...できれば、ヒロインは吉高由里子じゃなくて、柴咲コウでお願いします!

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紙の本ヲタクに恋は難しい 1

2015/09/13 09:50

地味に読む相手を選ぶ

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これは二次創作・同人誌などに強いpixivというアマチュア漫画描きが集まるSNS内で、無料公開していた人気の高いWeb漫画を、単行本にまとめて出版したというオリジナル作品です。
社会人ヲタク同士の美男美女の恋愛を描いたもので(引きこもりがちなヲタクにとっては、ある意味ファンタジー)、狭い範囲での常識や専門用語などが盛りだくさん!
ヲタク世界を知っていれば知っているほど、楽しめます。
主人公が女性で、彼氏がイケメンなんで、女性向けですね。
コミケなど、実際のヲタク集まりに参加したことがあったり、その業界に興味があれば、かなり楽しめます。
ただし、そんな世界知らない方には、ピンとこないかのも知れません。

アマチュア集団の中では、話も絵もかなり上手いほうなんですが、それはやはり比べる相手が素人だから。
所詮はアマが空いた時間に楽しんで描いた代物です。正直なところ、単行本として本屋に並べるには力不足は否めません。
サクッと言っちゃえば、プロのクオリティではないのです。
狭い範囲に深くウケているために、割とベストセラーになっちゃってるようなんですが、「売れてる作品なのか、なら面白いだろう!よし、買ってみるか!」っていう層には、やや不満を感じるかもしれませんね。

とはいえ、作者の方がとても楽しんで描いていることが伝わってくるのには、とても好感が持てます。
なまじっか人気が出てしまったがために、雑誌社の都合で延々嫌々引き延ばされているプロの作品より、見ていて楽しいのも事実です。
あと、調理はやや技術不足ではあっても、ネタは最高に面白いんですよね。(元ネタを知っていれば、の話ですけど)
絵も、後半にいけばいくほど、バキバキ上達します(笑)
各キャラクターも立っていて、愛情を感じます。
作者の成長やそれを応援する周囲の人々ごとWebのLIVEで楽しんで、単行本は当時の想い出アルバムとして保管しとくっていうのが、新しい漫画の楽しみ方なのかも。

みんな「価格が高い!」って文句言ってるけど、同人誌発行されるよりは安いって!(笑)

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電子書籍鬼憑き十兵衛(新潮文庫)

2021/12/06 09:09

とても出来のいいライトノベル(でも所詮はライトノベル)

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新人作家さんの受賞作とのことで、他レビューなども評判がとても良かったので読んでみました。
普通に面白かったです。

簡単にまとめると、戦国時代、親を謎の集団に殺された少年が、鬼(めっちゃ美形)手を組んで、刀振り回して謎の相手をつきとめて復讐しようとする時代劇アクション。途中で美少女を拾って、守ってあげることになりますが、この美少女も化け物。

あらすじ見たら、どろろみたいな話に見えるんですが、そのまんまですね。
目新しいネタでもなければ、アッと驚く展開でもないし、抉り取るような心理描写もない。予想以上でも予想以下でもない。普通に面白いけど、めちゃくちゃ心惹かれる強烈なインパクトや個性もなく、普通。
ただし、大きく『しでかす』こともない。
ここをどうとるかで、評価が変わってくる気がします。

あと、ちょっと点が辛いんですが、この話は背景が戦国時代で島原の乱あたりをベースにして実在の人物も出てくるんですが、所作や風習や道具などの時代考証がめちゃくちゃです。
その道具、その習慣、戦国時代にはないからね?ってのがパラパラ散見されます。時代がハッキリしているだけに、細かくひっかかってくる。要は、下調べと知識が圧倒的に足りない。
時代小説ではなく、刀妖怪ドロドロアクションなので、そこまで気にしなきゃいいだけではあるんですが、プロの仕事としてはやや浅い。
もっと想像のついて資料も多く調べやすい江戸中期~明治大正とか、完全に和風ファンタジーにしちゃったほうが、かえって良かったのでは。

逆に、素晴らしかったのは、文章と話運び。
凡なストーリーを、痒いところに手が届き、くどくなくそれでいて明瞭に世界を開き、飽きることないように盛り上げて、スピード感をもって面白く魅せてくれる力量があるように感じました。

この作家さんの年齢は存じ上げませんが、新人でまだ若いのなら、作品を重ねるごとに良いものを見られそうな予感がします。
期待も込めて、★4つ。

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