サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. かず吉。さんのレビュー一覧

かず吉。さんのレビュー一覧

投稿者:かず吉。

83 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本しずかな日々

2011/07/24 19:55

あの夏。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

タイトルと表紙に惹かれて買った本。

誰にでも「夏の思い出」ってあると思う。
この小説は読んでいると、「あの夏」の空気や匂い、
様々な事を思い出せる。

小学生の頃は夏休みってとてつもなく長く思えていた。
毎日同じ事をしていても、延々と続くように思っていた。

この小説は一人の小学5年生の男の子の「ひと夏」の小説で、
小説の隅から隅まで夏が溢れている。
なんでもない一文から自分の夏の記憶が溢れて来て、
切なくなったり、笑ってしまったり。
小説の主人公と共に夏休みを追体験している気持ちになった。

一人で過ごす事の多かった少年が、
人と過ごす事の楽しさを知り、
おじいさんの愛情と友人達の友情に包まれて過ごす日々。

きっとこの小説は読み返すと思う。
夏に読み返したくなると思う。

また一冊、本棚に大切にしまっておきたい小説と出逢えました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ねこのばば

2011/05/23 10:40

心が温かくなる時代小説です。

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

時代小説というとちょっと固いイメージがありませんか?
剣豪が大活躍したり、武将達が所狭しと暴れ回ったり。

このしゃばけシリーズは、剣豪や武将達の代わりに、
妖(あやかし)たちが走り回ります。

江戸の街を舞台に、体の弱い薬種問屋の若旦那と
周りにいる妖たちが大活躍するお話なんです。

この「ねこのばば」はしゃばけシリーズの3作目の短編集で、
心がほっこりするようなお話や、考えさせられるお話が
いくつも収録されています。

気軽に読める、楽しく読める1冊です。
だんだんと登場人物たちの過去が明かされていく中で
愛着がわいてきて、次を早く読みたい!と心が逸ります。

読後感もとてもいいですよ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本暗いところで待ち合わせ

2011/04/24 11:55

心がじんわりと温まります。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「乙一さんの書く文章は怖い」といつの間にか、思い込んでいました。

初めて乙一さんの文章を読んだのは「ザ・スニーカー」という雑誌でした。
僕と乙一さんは1歳しか年齢が違わないのに(しかも彼が年下)
あんな文章を書いていたのか!と驚愕の事実を知ったのはつい
最近の事です。

さて、この「暗いところで待ち合わせ」。
印象的なタイトルで某書評のサイトにコメントが載っていたのを
読んで読む決意をしました。「乙一さんの書く文章は怖いという
友人に この本は絶対大丈夫! っておすすめしました」という
内容だったと思います。

確かに。表紙もタイトルもちょっと怖いけど、読後感のいい1冊
でした。

人の怖さも書かれているけれど、人と繋がって行こうと思わせる
そんな文章。人の優しさが、互いを思いやる気持ちが「暗がり」に
溢れていました。なんだか心がじんわりと温まったような。

途中まで思い込んでいた事がひっくり返されたりして、
その文章テクニックはさすが。秀逸です。

この本で乙一さんの文章の良さに改めて触れたので、
怖いもの苦手な僕ですが、他の著書も読んでみようと思っています。
昔読んだ本も再読したいなぁ。でもやっぱりちょっと怖い。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本シアター! 2

2011/02/10 13:57

心に響く言葉があります。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

このシアター!シリーズは、借金を背負ってしまった
貧乏劇団を立て直そう!と努力する劇団員たちと、
借金を2年間の期限付きで肩代わりしている劇団主宰の
兄の物語です。

1巻を読みながらわくわくしたのを覚えていて、
そして、中途半端な終わり方に「絶対続く、この話!」と
確信して、長い事待った気がします。

やっと出ました、2巻。

もうずば!っと言っちゃうと、
このシリーズは読み終わったあとに、劇団のお芝居を
観にいきたくなります。「劇団のお芝居っていいかも!」
と思う事請け合いです。

実際に著者の有川浩さんはこの小説を書くのに、
「Theatre劇団子」という劇団をモデルにしたそうで、
取材もしっかりしたのでしょうね。
なんだか、登場人物たちのセリフや生活感にとてもリアリティ
があります。

そして、有川さんの小説にはたくさんの心に響く言葉があります。
読んでいて「お!名言!!!」っていう言葉が絶対に2〜3こは
1冊の中にあって、じ〜んときます。

魅力的な登場人物がこれでもか!と動き回る、そして演じる
「シアター!」シリーズ。あとがきでは次の巻で終わりに
なるのでは・・・という事が書いてあって、3巻が出るのが
待ち遠しいような、待ち遠しくないような。

終わってしまうのがとても名残惜しい小説ですよ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本20歳のときに知っておきたかったこと

2011/02/04 08:27

「人生を変えるかもしれない1冊」です。

16人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本はティナ・シーリグさんの息子さんが20歳になる
ときに贈りたい!と考えて執筆された本です。

基本的にはティナさんや彼女の同僚がどういった事を
スタンフォード大学の学生たちに課す事でどういった成果が
出たか、どういう風に物事を考えるように、観られるように
なったかということについて書いてあります。

そして、そのどれもに「すごいなぁ」と思います。
考えるチカラを鍛える。そして、行動力を鍛える。
ティナさんは「世界を見る目を変えてくれる」ような
事を書いています。

自分でできないって思っている事は実はできることかも
しれないし、町中にチャンスが転がっているということ。
大学でこういう事を教わるということでスタンフォード大学
の学生をとても羨ましく思いました。

「光り輝くチャンスを逃さない」ティナさんが学生達に
授業の最初に伝える言葉だそうです。

後半の部分にはティナさんが思っている事が書かれて
いて、僕はその部分に一番感銘を受けました。
大袈裟なようだけど、その部分を読んだ後、クリーニングを
受け取りに行く道がいつもの道とは違って見えました。
自分がいつも歩きながら何も見ていなかった事に気づきました。

もっともっと、自分には何かができるかもしれない。
今僕は33歳ですが、日本では年齢はすごく重要な事だけど
アメリカで暮らしていたときには年齢に関係なくチャレンジ
する人達がたくさんいました。面接で年齢を聞かれることは
基本的にありません。何ができるのか、やる気があるのか、
そういった事が大切なんですね。

ティナさんは息子の為に書いた文章を講演会で話したら
その内容が話題になって、こうやって本になったそうです。
この本は彼女の息子さんにとってすごくいい贈り物になった
と思いますが、僕にとっては「人生を変える1冊」に
なりました。

仕事を変えたばかりということもあって、かなりいろいろ
人生について考えていましたが、もっと行動していきます。

この本に出会えて本当によかった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本アフターダーク

2011/01/11 13:41

深夜から、空が白むまで。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アフターダーク。

そのタイトルからなんか、ちょっと怖い話を想像してしまって、
読み始めるのに少しだけ勇気がいりました。

読んでみたら、登場人物がとても印象的な小説で、
怖い小説ではなかったのでほっとしつつ読めました。

人の繋がりにはいろんなパターンがある事を
なんか読み終わってから考え、そしてもっと今ある人間関係を
大切にしていこうと強く思えた小説です。

1Q84のBOOK3を読み終えてすぐ読み始めたので、
行間がとても広く、文字が大きく見え、そして、この小説は
行間を読む小説だなぁとふと思いました。

深夜の雰囲気、街の雰囲気がとても上手に書けていて、
登場人物が魅力的でした。

多分、再読なんだけど、始め再読だってことさえ忘れていて、
途中のある場面で再読だって気づきました。

また忘れた頃に読み返すことでしょう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

今の部屋の状態はあなた自身を表しています。

11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

実は、そうじ力の本は他に2冊持っていますが、
僕は飽き症なので、読んでから1ヶ月くらいしか効果が
ありません。

なので、これで3冊目。

あと2冊くらいそうじ力の本を買って、
毎月違う本を読んでいたら、部屋は確実にきれいになるなぁと
思ったのです。きれいに片付けたいって願ったというか・・・。

「今の部屋の状態はあなた自身を表しています」

この文章を読んだとき、思わずまじまじと部屋全体を
見回してしまいました。
物に溢れた、どこに何があるのかよくわからない部屋。
物を探すのに時間がかかる散らかり具合。

「片付けよう!」って思うたびに、どこから手をつけて
いいか分からなくて、ちょびっと片付けて満足してましたが、
この「しあわせを引き寄せる10秒!そうじ力」では、
換気から始めましょう!って書いてあったので、まずは
朝起きてから10分ほど換気をすることにしました。

換気をしつつ、朝の支度をしていると、気分が爽快になり、
ちょっといらないものを捨ててみたり、散らかってるものを
整理してみたり。

これが第一歩だなぁって思うのです。

この本ではそうじ力とはなんなのか、ということから、
忙しい人でも毎日10秒でできることを提案してくれて
います。

これを読めば、どんなに寒くても毎朝10分ほど換気
したくなること請け合いです。そして、できるところから
徐々に片付けていけばいいんだなぁって前向きになれます。

僕はとりあえず換気を毎朝続けるところから始めようと
思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

ヒット作を連発

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

実を言うとピクサーの映画は1本だけしか観た事が
ありません。「WALL・E」なんだけど、とても映像が
きれいだった。そして、心にじーんとくるストーリー。

どうしてヒット作をピクサーは連発できるのか。

その一旦をこの本では知ることができる。

社屋のデザインから、社員のためを考えられていて、
社員がコミュニケーションをとりやすいようにできている。

社員の教育も徹底していて、社員の向上心をKEEPできるように、
そして仕事に対するモチベーションを保てるように、
経営陣はいろいろな事を考えていて、例えば、現役の監督が
教師になって講義をしたり、外部から講師を招いたりする。

美術担当している人が、監督になりたい!と思って努力をすれば
叶うかもしれない環境。

製作中のアニメーションができたら、社員全員が観る事が
できる。監督たちがアドバイザーになって全員で意見を出し合う。

すごい会社だなぁって思う。
無理だって言う社員がいれば、やってやる!っていう社員も
いて、そして、やる気がある社員の努力で、今日の不可能は
可能になる。

今の日本では社員の事を考える余裕がないのかもしれない。
だけど、ピクサーみたいに、社員のことを考える会社が存続
可能なんじゃないかと思います。

大変なことはもちろんたくさんあると思うけど、
相談できる環境が整っていて、勉強したいことを教えてもらえる
環境が整っている。

社内のシアターでは新旧いろんな映画を観る事ができて、
気分転換にもなるし、勉強にもなる。

薄くて読みやすい本だけど、とても感銘を受けました。

ピクサーがヒット作を連発する理由の一旦が少しだけ
分かった気がします。ピクサーの映画を1つずつ観てみようと
思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本桐島、部活やめるってよ

2010/11/12 11:17

かつて自分が高校生だった事を思い出しました。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

文章がとても瑞々しい。

読み始めてすぐに裏表紙の著者の説明を読んでしまいました。

高校の頃の微妙な空気、雰囲気をこの小説は伝えてきます。
読んでいたら、かつて確実にいた高校生だった頃の自分を
ふとした瞬間に思い出して、恥ずかしくなってしまいました。

体育でサッカーをするくだりを読んで、著者の記憶力と、
観察眼の鋭さにびっくりしました。何気ない日常だけど、
改めて考えてみるとそうだったなぁって納得。

桐島が部活をやめるっていう噂が多かれ少なかれ影響する世界。
微妙なバランスの上に成り立っている人間関係。

クラスの人気者たちとそれ以外の人たち。

とても現実味のある小説で、なんかそこら辺にいる高校生も
こんな生活を送ってるんだろうなぁって思ったりして。

方言もテンポがよくてよかった。

6人の高校生のいろんな視点からの高校を感じることが
できます。

著者の他の本も読みたいです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本逝年

2010/10/29 00:11

娼年とは別の小説として。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

娼年の続編。

逝年。

前作で仕事ができなくなってしまった主要メンバーが
再び集って高級 call boyのクラブを立ち上げるのだけど、
なぜ仕事ができなくなってしまったのか、その原因を作った
主人公の友人が救われたのがよかったかな。

娼年の中に漂っていたけだるさとか、若さ故のひたむきさ
とかそういったものはなくなってしまったけれど、
著者がNHKの「ハートをつなごう」に出演した経験が、
この小説にいかされている。

娼年で主人公を見いだした、高級 call boy clubのオーナー
とオーナーの娘、そして主人公の心のやりとりがとても
切ない。

失われて行くものと、生まれて行くもの。
枯れて行く花と咲き誇る花。

個人的には娼年が大好きな小説なので期待しすぎて読んで
しまったのかもしれません。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本キケン

2010/10/07 09:03

胸躍ります。

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

通称「キケン」。
成南電機工科大学機械制御研究部。

そこにはユナ・ボマーと呼ばれる人や、
大魔神と呼ばれる人がいて、彼らを慕って入った
(無理矢理入部させられたとも言う)部員たちとの
無茶な日々がかなりたのしくこの小説で綴られています。

男同士の集まりは、この小説ほど無茶苦茶じゃなくても
きっと似たようなもんがあるんだろうと思う。
僕はあまり集うのが好きではなかったので、集まりとかを
遠巻きにしていたけれど、文化祭とか、今思い出せば
かなりばかなことをやってたのを思い出しました。

きっと誰でもこの小説を読んだら、胸躍ります。心が弾みます。
そして、登場人物の一人が過去を語るっていう形をとって
いるので、切なくもなります。
表紙や裏表紙の挿絵を小説を読み終わってから見直すと、
笑えます。そして、何よりも秀逸なのが、黒板のイラスト。
見た瞬間になんか、心のどこかのスイッチを押されたかのように
切なさで胸がいっぱいになります。

小説自体は、無茶苦茶をやってる「キケン」の話で、
わくわくドキドキ・・・よっしゃ!って感じで読めて
かなり面白いです。

有川さんの引き出しの多さを思い知らされた小説ですね。
激甘ラブがなくってもこんな面白い小説を書けるんだなぁ。
有川さんの小説で続きを書いてほしい!と思う小説が
増えました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

青豆さんと天吾くんが出会えますように。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1Q84を読んでいて、何よりも心に残っているのは、
青豆さんの天吾くんへの想いの強さ。
そしてそれは天吾くんから青豆さんに向けた想いの
強さでもある。

どうか、青豆さんと天吾くんが出会えますように。

Book2を読み終えて、それだけを強く願った。

主人公二人の視点を交互に読めるこの小説は、とても
いいと思うけれど、残酷でもある。

今近くにいるのに!っていう瞬間を二人の視点から
読めていて、二人の気持ちまで手に取るように分かるのに、
すれ違ってしまう瞬間に、本当に切なくなった。

または、青豆さんが下した決断に、その瞬間に、
一緒に決断を下した気がした。

それほど、1Q84の世界に引き込まれてしまった。

そして、今回、今更ながら村上春樹さんの言葉の選び方の
完璧さに驚いた。

どこの文章だか忘れてしまったので、再読しなければ!
と思うのだけど、1カ所、確かにその言葉の後にはこれしかない
ですよね!!!という文章があって、言葉選びの緻密さ、
考え抜かれた文章の美しさを楽しんだ。

どうして今まで彼の小説をあまり読まずにきたんだろう。
心の底から不思議に思う。

Book3でこの小説がどうやって完結するのか。
青豆さんと天吾くんは、そしてふかえりは、小松はどうなるのか。
気になってしょうがない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本アダルト・エデュケーション

2010/10/04 00:21

洋書のような装丁の。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

なんだかアダルトな感じのピンクの表紙。

そして、アダルト・エデュケーションというタイトル。

何よりも、洋書のような装丁が、今までの村山さんのイメージ
から、かなりかけ離れていて、意表をつかれた。

内容も、様々な欲望が赤裸々に書かれていて、
ダブル・ファンタジーをふと思い出した。

きっとこの本は、万人受けする小説ではない。

書かれている内容に、嫌悪感を覚える人もいるかもしれない。

だけど。

僕は心から思うけれど、性的な欲求は十人十色だ。
同じような欲求に見えて、求めているものは相違している。

だから、この小説の中の女性たちみたいに、
自分の欲求に素直になるのもいいんじゃないかと思う。

フィギュアに萌える男性もいれば、外国人の女性にしか
興味を持たない人もいるし、男性の欲求はおおっぴらにされて
きているけれど、女性の欲求ももっと出しちゃっていいと
思う。

もちろん、自分でちゃんと責任をとるのを覚悟の上で。

人間だって動物だもの。

性的欲求があるから、子孫は連綿と続いてきているわけで、
性的欲求があるからこそ、いろんな風俗店があるわけで、
彼女がいても、彼氏がいても、風俗店通いを続ける人たちも
たくさんいるわけで。

あからさまにおおっぴらに語らなくてもいいけれど、
こういう小説を読んで、自分の隠してる欲求を少しだけでも
認めてあげられたら、生きるのがもう少しだけでも楽しく
なるかもしれないなぁ。

赤裸々に綴られる言葉の中に、やっぱり村山さんらしさが
見え隠れしていて、それはそれで、面白かったです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本スカイ・クロラ

2010/10/02 12:39

雲の中を漂うような。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

スカイ・クロラ。

映画を観る前に原作を読んでみようと思って読んでみた。

小説全体を覆う雲のような霧のような雰囲気。

そして、主人公の性格が影響しているのであろう、
諦めというか、気だるさというか、無関心というか、
そんな雰囲気が全体を覆っている。

まるで雲の中を漂っているような感じで、
小説の全体が見えなくて、よくわからないまま話は進む。

その主人公が唯一生き生きとしだして、それまでの
数十倍の速さで行動しているように感じるのが、
彼が戦闘機に乗り込んでいるとき。

確かに戦闘機にのっているから、速度はとにかく速いんだけど、
彼の思考ががらっと変わるのがとてもよくわかった。
優秀なパイロットなんだ。

文章の中にあらわれる、よく分からない言葉、
そして、一部だけ明らかにされている世界観。

読み始めたのだから、続編も読んでみて、
そしてその後で映像を楽しもうと思います。

今はただ、どんな世界なのかもっと知りたい!という
衝動が強く残っていて、なんか不思議な小説だなぁというのが
正直な感想です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

神様が決めた人間の体温は37度。

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

きっとこういう食事をしなさいとか、
こういう生活をしなさいとか、
あれは駄目、これは駄目ってたくさん書いてあるのかと
タイトルしか見ていなかったときは、そう思っていた。

その予想はいい方に裏切られた。

医学的見地から、どうして体温を上げると健康になるのか・・・
例えば体温を1度上げると免疫力が数百%もあがるとか、
酵素の働きがよくなるとか、血の巡りがよくなるとか、
そういったことがきちんと分かりやすく説明されていて、
読みやすかった。

何よりも、あぁしなさい!とかこうしなさい!っていうのは
書いてなくて、こういう生活が理想的ですよっていう感じの
押しの弱さ。だけど、説明が説明なので、毎日の生活を
変えようかと思ってしまう。

とりあえず、りんごとにんじんの生ジュースは一考の価値
あり。今のところ、市販のジュースで済ませてしまって
いるけれど。

例えば低体温だと、ガンになりやすくなるのは、
ガン細胞が低体温だと活発になるからで、熱が出たときに
体温が上がる=熱がでるのは、免疫力を高めるための体の
仕組みだ!っていうのを優しく説明されると、もう風邪薬を
飲まずに、先生の言う通り、おなかがすいた状態で
ゆっくり寝るのが一番いい!と思ってしまう。

最近体調があまりよくなくて、病院で検査を受けたばかり
だったので、体の事に関して、いろいろ考えました。

健康第一、体が資本!

ということで、健康でいたいなぁっていう気持ちを
より一層かきたてられたのでした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

83 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。