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事実婚ってホントのところどうなの?結婚制度について教えてくれる本
同棲ではない、結婚に準ずるパートナーシップである「事実婚」。法的に認められている義務と権利もあり、結婚ではなく事実婚をあえて選んでいるカップルも増えています。実際のところ、籍を入れないことで起こるメリット・デメリットとは?結婚制度について改めて考え、いろいろな生き方があると気づかされる本を紹介します。
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オトナ婚 私だけの自由な結婚のカタチ
しばざき としえ(著)
婚姻届を出さない事実婚生活を送る著者による、笑えるコミックエッセイ。住居を同じマンションの別部屋にわけたり、夕食が有料だったり、一般的にはとても奇妙な生活ながらも「こんな生活もありか」と思わせられます。事実婚暮らしの悲喜こもごもが描かれているので、シミュレーションとして最適な一冊です。
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事実婚は法律的にどこまで何が認められているのか、実際はよく知られていないのが現状です。事実婚歴の長い行政書士が書いた、事実婚についてわかりやすく書かれた実用書。自身の体験だけでなく、仕事上相談もよく受ける立場から周囲の反応や、さまざまな事実婚カップルの事情や法律上の問題など、多角的に説明してくれます。
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フランス女性はなぜ結婚しないで子どもを産むのか
井上 たか子(編著) , 神尾 真知子(ほか著)
先進国のなかで、極めて高い出生率を誇るフランス。フランスでは今や、結婚せずに子どもを産む事実婚カップルが半数超えているそうです。その実情を余すところなく解説されています。フランスでは制度でカップルを縛らず、子どもの出産・保育にこそ重点が置かれているのです。「結婚って何だろう?」と考えさせられます。
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事実婚新しい愛の形
渡辺 淳一(著)
形だけの結婚や家庭内離婚が多い現状を顧みて、従来の形にこだわらない事実婚を考察。男女の愛を書いてきた作家が、愛の本質を問いかける内容にもなっています。非婚化・少子化傾向が止まらない時代にあって、実態に合わない結婚制度は男女が幸せになることを妨げているのでは?という、著者からの問いかけは一考の価値があるはずです。
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オトナ婚です、わたしたち 十人十色のつがい方
大塚 玲子(著)
事実婚をはじめ同性婚、別居婚、通い婚、浮気容認婚と、さまざまな「オトナ婚」実践者へのインタビュー集です。著者も事実婚をしており、我が事として取材しコメントする姿勢に、読み手も共感していきます。男女のみならず、同性同士であっても、人と人の結びつきには本来決まりなどないのでは?と吹っ切れた気分になります。
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