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あの怪物・怪人たちはこの名作から!あらためて読みたい世界の怪奇文学
超自然的な怪奇現象を描いたゴシックホラー。キャラクターは知っていても、小説をじっくり読んだことがない人が多いのではないでしょうか?そこでゴシックホラーの元祖とも呼べる小説を紹介します。実はすべて19世紀に書かれたもの。暗黒の中世といわれた時代にさかのぼり、その幻想的で狂気的な怪奇ロマンを堪能してみませんか?
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昔の映画のイメージが強いフランケンシュタイン。実はこれは怪物ではなく、その創造主の博士の名前なのです。イギリスのシェリーが1818年に著した本書に登場するのは、確かに醜いけれど感情豊かな人造人間で、名もなき自己の存在意義を探す知的な存在。読めば必ず目からウロコのゴシック・ロマン、SF小説の元祖です。
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江戸川乱歩の名の由来であるアメリカの作家 エドガー・アラン・ポーの小説を読んだことはありますか?『モルグ街の殺人』が有名ですが、奇妙な病に侵された双子が住むアッシャー家の怪奇を描いた本書は、ゴシック小説の隠れた名作です。美女の死と再生や、館の崩壊など、後の作品にも影響を与えたゴシック・ロマンの典型的小説です。
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日本に帰化したギリシャ出身の作家・小泉八雲によって編まれた本書は、日本各地の伝説・幽霊話の再話集。17編の怪談のなかでも特に、平家一門の幽霊話「耳無し芳一の話」や妖怪話「雪女」「ろくろ首」は「日本昔ばなし」でも取り上げられ、馴染み深いもの。怪奇譚として文学まで昇華させたその原文を、今一度味わってみませんか?
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