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親が認知症と診断されたら!心の準備と実際の対応方法の参考になる本
65歳以上の5人に1人は認知症を患う時代。認知症の介護にはつらく、苦しいイメージがつきまとっています。ここで紹介する本は、認知症の家族を抱える方がすぐに参考にできる実用書と、問題山積ながらも笑って暮らす家族を描いた小説です。介護疲れで息詰まらないためにはどうすればいいのか?そのヒントが見つかる本を集めました。
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認知症の母親を介護する漫画家のゆういち(愛称ペコロス)。認知症が進み、思い出と現実を行き来する母を温かい視線で描いた一冊です。息子のことを忘れていて、はげ頭を見て名前を思い出す母。亡き夫と話をしている母。『忘れること、ボケることは、悪いことばかりじゃないんだ』と教えてくれる、笑えて切ないコミックエッセイです。
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認知症の介護は、まじめにやるほど負担が大きくなるものです。この本で紹介しているのは、認知症の困った症状を無理なくしのぎ、楽に関われるようになる「ゆる介護」。たとえば『話のくりかえしは、親身になって聞き流す』など、肩の力が抜けてすぐに役立つ具体的なアドバイスが、たくさん掲載されている一冊です。
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「本当に役立つ」と題されているだけあって、介護家族の役立つ知恵がQ&A形式で48ケースも収録されています。「認知症が疑われる家族に、何といって受診させたらよいのか?」「本人に告知すべきなのか?」など、身近な話題ばかりなので読みやすい構成になっています。これからの介護生活に不安があるご家族に、特にオススメです。
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若年性アルツハイマーと診断された女性が、その後の生き方を記した貴重な手記です。物忘れや混乱は本人にはどんな体験なのかが書かれ、認知症の理解が深まります。著者は病状が進行していくなかで認知症支援活動のために家族とともに精力的に講演活動を行っていて、日本でも数回講演を行いました。そんなポジティブな姿に深く感動させられる一冊です。
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