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その言動、もしかして毒親?親子関係で悩んだら手に取りたい本
小さな子どもは母親からの影響を一番受けやすいものです。人間関係がうまくいかない方は、子どもの頃の母親との関係が影響しているかもしれません。親に悪気がなくても、愛ゆえの言動であっても、それが子どもに悪影響をおよぼす可能性あります。そもそも「毒親」とは何なのか?まずは本を読み、知ることから始めてみてはいかがでしょう。
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毒になる親 一生苦しむ子供
スーザン・フォワード(著) , 玉置 悟(訳)
「毒親」という言葉のもとになった一冊。子どもが従わないと罰する親、子どものためと言いながら子どもを支配する親など、子どもの人格を否定する親との「対決」(=自分の意見をはっきり提示し、親に立ち向かうこと)を提唱しています。親を許すことで自分を癒すのではなく、「親を許す必要はない」という斬新な発想を提示した本です。
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不幸にする親 人生を奪われる子供
ダン・ニューハース(著) , 玉置 悟(訳)
『毒になる親』の考え方をベースにしながらもその9年後に出版されているので、毒親の分類、虐待からの回復方法などが、詳しくまとめられています。精神的虐待についてより詳細に書かれており、解決策としても一歩踏み込んだものが掲載されています。親と対決しない生き方や、親との関係の落としどころについての記述も、参考になるでしょう。
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共依存かもしれない 他人やモノで自分を満たそうとする人たち
ケイ・マリー・ポーターフィールド(著) , 水澤 都加佐(監訳)
『なぜ必要以上に人につくしたり、何かにのめりこんだりするのでしょう?』というテーマで、10代向けに書かれていますが、自分の感情がわからない、自分を愛せないのは家族関係の影響かもしれない・・・と思っている、幅広い年代の方にオススメの一冊です。読みやすい文章で、共依存に対する専門的な解決策を示しています。
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母と娘の「しんどい関係」を変える本
石原加受子(著)
サブタイトルは『「しがみつく母」から解放される37のコツ』。「無理しなくていいのよ」「失敗したら大変よ」など、母親のやさしいアドバイスを忠実に受け入れた娘たちは、進学も就職も知らず知らずにコントロールされていくのだとか。親子の会話をリアルに再現し、レッスン形式で解決策を提示してくれるので、実用的に使える一冊です。
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