断れなくて後悔していませんか？「断る力」をつけることができる本

仕事だけじゃなく恋愛や遊びと、20代はいろいろと忙しい年頃です。本書ではそんな20代に向けて、カドが立たずにきっぱりと断るための言い方や心の持ち方が書かれています。重要なのは「断る」ことを「逃げる」と同一視しないこと。30代以上の方が読んでも、参考になる「断り方」が満載されています。

『なぜ本音を言えないのか、なぜ本音で生きられないのかのほうが、僕にはわからない』と著者は言います。本音では断りたいのに言い出せない、そんな方にはホリエモンの天真爛漫さに勇気づけられるでしょう。本音で生きるメリットをここまでズバズバと言い切られたら、明日からは断る方が勇気がいるかもしれません。

著者は断れるようになったことで、『世界はドラマティックに変わりはじめました』と書いています。そして本書では、「断る＝マイナスな行為」ではないと定義されていて、「断る力」を身につけることの重要性が論理的に考察されています。断り方の具体的な訓練方法も掲載されているので、すぐに実践していきましょう。

ビジネスマンの「営業ツール」として「断る力」が必要、と説いた一冊です。お客様はペコペコする営業マンよりも、「できないものはできない」と正直に話してくれる人を信頼したくなるもの。断ることでお客様から一目置かれるようになり、主導権を握れるようになるのだとか。営業職、経営者以外の方にも、その考え方は役立ちます。

値引きの交渉や納期の変更などの実例をもとにした、具体的な「断り方」のテクニックが掲載されたすぐに使える一冊です。練習問題がついているので、実践する前に学習することもできます。自分が後悔しないだけではなく、相手にもストレスを感じさせない「断り方」というものを身につけましょう。