ブックキュレーターhonto編集員
苦しさの向こうに何が見える?きっと走りたくなる「ラン」にまつわる物語
手軽にできる趣味として、ジョギングをはじめる人が増えています。はじめてはみたものの、続けているうちに中だるみの時期が訪れて、走りたい気分がトーンダウンすることがあるのも事実。そんなとき、はじめて走ったときの気持ちよさや、達成感、苦しささえもよみがえらせてくれる物語を読んでみては?走る喜びが再燃して、またきっと走りたくなるはずです。
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陸上でもっとも過酷といわれる400メートルをバトンでつなぐ「マイルリレー」。それを軸に、陸上部の新二と仲間たちが高校生ならではの熱さで陸上競技に取り組みます。レースの描写は息苦しくなるほどの迫力。日差しの強さに目を細め、頬にあたる風を感じ、登場人物とともにガッツポーズをしてしまうほど、感情移入すること必至です。
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舞台は箱根駅伝。個性的なメンバー、苦しい練習、故障、番狂わせ、忘れたい過去など・・・これでどうだ!といわんばかりに、読者が求めるあらゆるドラマを詰め込んだ大満足の一冊です。先が読めない実際のレースの感動に、勝るとも劣らない本書を読めば、もう気持ちは箱根路を駆け抜けていることでしょう。
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遙かなるセントラルパーク 上
トム・マクナブ(著) , 飯島 宏(訳)
5千キロにも及ぶ北米大陸を横断するマラソンレース。優勝者には巨額の賞金が!それぞれの事情を抱えて参加するランナーたちの人生が、マラソンを通して描かれています。とりわけ心惹かれるのは、自然発生的にできあがるチームの連帯感。個人競技でありながら、人と人が支え合うことの美しさに胸が熱くなります。
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専業作家として、長編小説を手がけることを契機に走りはじめたという、村上春樹の個人史的散文です。語り口はクールながらも走ることへの想いと絶対的な信頼感が感じられる一冊。さらに、分かち難くリンクしている「生きることと走ることの関連性」を的確に表現。その才能に、あらためて敬服させられます。
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