定年後が気になる中高年にオススメ！安心して老後を送るために読みたい本

高齢者の貧困支援をしているソーシャルワーカーが、老後の生活崩壊の危険性を説きます。漠然と自分の親世代を見て「老後は、ぜいたくしなければなんとかなる」と思っている人に衝撃を与える事実が満載。貧困に陥っている高齢者の実態や具体的な資産計算にドキッとさせられますが、最悪の事態を想定して備えるために手に取りたい一冊。

少子高齢化が進む日本で急増する、一人暮らしや身寄りのない高齢者の実態をまとめた本。老後は子どもや嫁が面倒を見ることが当たり前だった時代は過ぎ、「迷惑をかけたくない」一心で、施設を漂流したり孤独死する人が増えている。その事実を熱心な取材をもとに伝えています。福祉が行き届かない現実に、自らの行く末を考えさせられます。

定年退職したばかりの著者が、その単調でほんわかした生活の醍醐味を語ります。「生きがい」「お金」など心配ばかりの老後のビジョンを払拭してくれるような気楽な内容と語り口に、ホッとすることができます。老後を無駄に恐れず、それぞれの環境や暇を受け入れればいいのだと、著者の実生活をとおして、やさしく諭してくれる一冊。

夫婦でも配偶者が先立てば1人になってしまいます。いつか来るそのときをポジティブに受け止めて、能動的に過ごそうというメッセージを、社会学者である著者が送ります。暮らし方や最期を見据えた友達との付き合い方まで、充実した老後生活を送るための具体的な対策を、女性ならではの細やかな視点でレクチャーしてくれます。

老後資金は最低3000万は必要！などと聞くと、「今から節約しなきゃ」と焦ってしまいますよね。本書では老後のお金問題をクローズアップして、無理のない資産管理や運用の方法を提案しています。あれもこれもと日々の楽しみを削って節約するのではなく、本当に必要な対策は何なのかを見つけるためのヒントが満載です。