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思わず笑ってしまう!?普通じゃない展開にハマってしまう「バカミス」
ミステリーといえばシリアスで論理的。そんなイメージが先行しますが、「バカミス」といわれるジャンルがあるのをご存じですか?バカバカしい事件、バカバカしい推理などその定義はさまざまですが、共通するのは「どこかくだらなくて笑える」という点です。いつもと趣向を変えて「そんなのあり?」と、めくるめくバカミスの世界を堪能してみては?
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ミステリー作家・屋形は館主に招かれ、四神湾にある銀青館を訪れます。銀青館ともう一つの館・金赤館を舞台にした殺人ミステリー。読者を弄ぶ叙述トリックは、一見、荒唐無稽にも感じられるとんでもない結末につながりますが、それがなぜかツボにはまります。普通のミステリーに飽きた人にもオススメの、珍味のような一冊。
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犯人当て、倒叙ミステリーなど、それぞれにテーマを持ったミステリ短編集。収録の「更新世の殺人」は、まさにバカミスがテーマで、150万年前の地層から新鮮な遺体が出てきたという変事に、登場人物たちが挑みます。しかし、その推理は誰が見ても陳腐。終始一貫してくだらなさを追求した、ツッコミどころ満載の脱力ミステリーです。
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名探偵の掟
東野 圭吾(著)
名探偵・天下一と刑事が密室殺人やアリバイトリックなどの難事件に挑むミステリー短編集。『探偵だからってお決まりのセリフを言うのは恥ずかしい』など、2人の心の声をあえて露出させてしまうという一風変わった手法が、くすりと笑いを誘います。ミステリーの舞台裏を見ているような気分が楽しい、パロディ的小説です。
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