ブックキュレーターhonto編集員
不思議なパートナーとの生活を通じ、主人公とともにポジティブになれる物語
あなたのそばには動物はいますか?しゃべれなかったり、食べるものが違ったり、人間とは違う生き物だけれども、だからこそ彼らと一緒に暮らすことで、毎日に潤いが生まれて元気になれる。そんな動物が重要なスパイスになっている小説を集めました。ペンギンやカバなど、ちょっと特殊な動物との不思議な生活を味わってみませんか?
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作家志望のヴィクトルのもとに来た依頼、それは「生前に追悼文を書いてくれ」というものでした。順調に仕事が進んでいたものの追悼文を書いた相手が死んでしまい・・・。頻発する事件によって不安感のある日常なのに、かわいい飼ペンギン・ミーシャとの静かな交流が心をほかほかさせてくれる、不思議な小説です。
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わたしのノーマジーン
初野 晴(著)
閉塞した世界で孤独に生きる皮職人・シズカ。彼女は介護ロボを受け取るはずでしたが、来たのは言葉を話す赤毛の猿でした。ノーマジーンと名乗る猿と車椅子の女性との生活を描いた小説です。足手まといなノーマジーンが徐々に大事な存在になるなかで、明かされる残酷な秘密。それを知ったうえでのシズカの言葉が心を揺さぶります。
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雪の練習生
多和田 葉子(著)
サーカスのホッキョクグマによる、三代に渡る伝記小説です。人の言葉を理解し、文字を書き、思いと経験を伝記にまとめる動物たち。理知的な彼らの目線から見た「サーカスでの生活」はとても不思議なものばかり。人間からすると窮屈に見えるその生活にも、たくさんの楽しみがあるのだと教えてくれます。
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ミーナの行進
小川 洋子(著)
進学のためにお金持ちの伯母の家に預けられた少女・朋子の経験した1年間の物語です。よい人だけど変わり者ぞろいの伯母一家が飼っている、コビトカバのポチ子。そのカバに乗って登校するいとこなど、不思議な世界観が味わえます。やさしい大人がたくさん登場するので、「変わっていてもいいんだ」と元気をもらえるお話です。
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