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抗争の歴史からたどる、山口組の分裂問題にせまる本
日本で最大規模の指定暴力団である山口組。1915年に勃興した同団体は、2015年8月に大きな転機を迎えました。六代目の体制に不満を持った直系組長13人が離脱し、新たに神戸山口組を結成したのでした。そもそも山口組とは何なのか、大きな抗争の恐れはないのか。過去の歴史を紐解くことで、新たな真実が浮かび上がるかもしれません。
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山口組百年の血風録 完全保存版
1915年、山口春吉が神戸市内に本拠を構えたところから、山口組の歴史ははじまります。結成当初、まだ貿易会社としての名残が強かった頃から、当時の本家であった大嶋組との抗争、そして近代の暴力団の祖として隆盛を極める現在まで。時代背景になぞらえて語られる、同団体の変遷を克明に記録した史書です。
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完本山口組三代目 田岡一雄自伝
田岡 一雄(著)
山口組を急成長させることとなった三代目組長・田岡一雄の自伝です。組長襲名当時はわずか33名の団体でしたが、20年弱で1万名近い構成員の巨大組織へと発展しました。その過程で起こった数々の抗争、芸能業界などへの進出、そして警察当局との第一次頂上決戦など、戦々恐々の闘争が記されています。
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山口組激動史 第2部 山一抗争〜六代目
大道 智史(著)
日本で最大規模の抗争となった山一抗争。四代目体制に不満を持った離反勢力・一和会との抗争は、数多くの一般市民に被害を与えながら数年間にも及びました。これまでで最も過激化した抗争から、現体制までの山口組の変遷を描いた本書から、抗争が激化するリスクについてうかがい知ることができます。
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山口組分裂抗争の全内幕
盛力 健児(著) , 西岡 研介(著) , 鈴木 智彦(著) , 伊藤 博敏(著) , 夏原 武(著)
2015年の分裂騒動に関して、離脱した神戸山口組の幹部に直接取材した、抗争の全容がよくわかるドキュメンタリーです。分裂に至った理由から、闇組織の政治的闘争、内情、他組織や警察当局の思惑まで。かなり踏み込んだ部分まで語られているため、世間を騒がせている事件の全貌が明らかになります。
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高山若頭からの警告 弘道会の野望 続
木村 勝美(著)
六代目山口組の組長である司忍と、若頭である高山清司に焦点を当てたルポです。どのようにして巨大組織の頂点へと登り詰めたのか、そして、なぜ抗争に発展したのか。組織の長である両名の半生を紐解けば、抗争のバックボーンが見えやすくなります。
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