ブックキュレーターhonto編集員
考える力を豊かにする！はじめての人にもわかりやすい哲学入門書
哲学と聞くと、なんだか難しいことを考えている学問というイメージが強いですよね。しかし、哲学を学ぶことは、物事を論理的に考えるための大きな手助けになります。人生を実り多き豊かなものにするために、哲学を学ぶことはよい選択です。とっつきにくい印象が強いので、はじめて学ぶ人にもわかりやすい、哲学の入門書を厳選しました。
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１４歳からの哲学 考えるための教科書
池田 晶子（著）
哲学をスタートするときに最適な本。哲学についての踏み込んだ内容ではなく、考えることの楽しさや、思考することで得られる新たな視野を教えてくれます。行動力につながる思考力が、本書を読むうちにメキメキと育まれ、生きるうえで必要な思考力も同時に養われます。本書を読めば、目から鱗が落ちる体験がきっとあるでしょう。
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日常生活で凝り固まった頭は、哲学的な思考には向いていません。「モノ」という常識的な概念を捨て去り、「コト」という認識に思考を変化させていくことが、哲学的思考の第一歩だと著者はいいます。後半にかけては、哲学の本域に足を踏み入れる内容になっていて、少しだけ難解な側面を咀嚼する楽しみもあります。
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哲学的な思考の基礎ができたら、いよいよ実践に移してみましょう。本書は、哲学をもとにホラーを読み解く、哲学の実例本です。文体は軽めで、ジョークが多めの内容ですが、方法論は哲学そのもの。学問としての哲学を、日常生活に活かすためのトレーニング本として最適です。
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