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その不器用さゆえ、痛々しく切ない気分にさせる恋愛小説
恋愛は本来ハッピーで、感情が浮き立つものですが、恋愛小説はしばしば、痛々しさと切なさを表現します。そうした気分をもたらすのは、登場人物たちの不器用さではないでしょうか?ここでは、その不器用さゆえ、痛々しく切ない気分にさせる小説を選びました。思いきり、胸をヒリヒリさせたいときにどうぞ。
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映像作家・新海誠のアニメを自ら小説化した小説です。小学校で出会った貴樹と明里の初恋と別れ、高校生の貴樹に恋する花苗、大人になった貴樹と明里の3シーン構成。3シーンに共通するのは、近くて遠い「距離感」。「好きだ」と素直に表現すればよいのに、それができない不器用さが生み出す「距離感」が切ない物語です。
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15歳の少年と、年上の女性ハンナ。ふとしたことで恋に落ちた2人。2人の習慣は、少年がさまざまな本をハンナに朗読すること。しかし、彼女は突如姿をくらまします。時がたち、2人は再会しますが・・・。ハンナの抱えるさまざまな秘密、それを彼女はすべては明かしません。それゆえ生じる悲しみが物語に深い痛みを与えます。
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