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アガサ・クリスティ。ミステリーの女王の豊富なバリエーションがわかる本
ミステリーの女王・アガサ・クリスティ。豊富なバリエーションで違った雰囲気や謎解きを味わえるのがクリスティの特徴です。その作品は膨大で、クリスティに興味はあるけど、どれから手をつけたらよいのかわからない、という方もいるでしょう。そんな方へ、数ある小説のなかから、そのバリエーションがわかる本を紹介します。
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通称「ポアロシリーズ」の第一作です。傷痍軍人・ヘイスティングがおとずれた友人宅・スタイルズ荘で、その友人の義母が不振な死を遂げます。死に疑問をおぼえたヘイスティングは、親友のポアロに事件の捜査を依頼し、謎解きがはじまります。風変わりでユーモラスなベルギー人探偵 ポアロ。彼の並外れた知性で、パズルを解くような謎解きが魅力です。
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通称「おしどり探偵トミーとタペンスシリーズ」の第一作です。幼なじみの男女2人が探偵業をはじめ、すぐに舞い込んだ依頼は外交の極秘文書を持った女性の捜索。捜査を開始した2人の前に謎の組織が立ちふさがり、国を揺るがす事件に巻き込まれていきます。2人がさまざまな場所を冒険しつつ謎を追うのにハラハラする、スパイ小説風のサスペンスです。
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通称「ミス・マープルシリーズ」の第一作です。舞台はロンドン郊外の村。村の牧師館で、殺人事件が起きます。被害者は多くの人に恨みを持たれていた村の名士。その事件に村の有閑夫人 ミス・マープルが挑みます。ほのぼのとしてやさしく、皆に慕われているミス・マープルの人柄と、田舎ならではの人間関係が謎解きの鍵を握る小説です。
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謎の人物から、ある島に招待された10人。彼らはそれぞれ過去の犯罪を告発され、マザーグースの童謡にそって1人づつ殺害されていきます。最終的に全員が死亡し、事件を知った警察は捜査を開始しますが・・・。連続殺人のなかで登場人物たちが陥る恐怖感と、意外な真犯人。サスペンスとミステリーが融合した一冊です。
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「なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?」という言葉を残して死んだ男。そのダイイング・メッセージの謎を、牧師の息子・ボビイと幼なじみの伯爵令嬢 フランキーが解いていきます。令嬢 フランキーの、地位や財力を活用した破天荒な謎解きが魅力的で、カップル探偵が活躍する、ユーモアにあふれた小説です。
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