はじめての人にオススメ！ドラマ化された林真理子の小説

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バブル崩壊後に出版され、不倫ブームを作ったといわれる作品です。32歳のヒロインは結婚5年目、昔の恋人と不倫中なのに別の男性とも恋に落ちていきます。恋愛と結婚生活の違いをくっきりと映しだし、意外な展開で最後まで一気に読ませます。ヒロインの心理描写には陰影があり、未婚女性でもうなずける点が多くあります。

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ヒロインは商社で働く33歳。仕事ができるアネゴタイプですが、なぜ自分が結婚できなかったのか理由がわかりません。合コンやセフレ、年下との恋愛、不倫など、女性なら誰でも思い当たる「イタイ恋」のパターンが続々登場し、30代の独身女性の共感を誘います。ゾクリとするラストシーンまで一気に読める一冊です。

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キャリア女性をとりまく厳しい現実が、華やかな業界を舞台に浮き彫りにされた本書。コスメ会社の宣伝担当として、なりふり構わず仕事に没頭するヒロイン。ですが仕事上の嫉妬や裏切りや、上司との不倫など、恋愛とキャリアが複雑にからみ合う悩みがつきません。働く女性なら「あるある」とうなずけるリアリティがあります。

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ヒロインは、中流であることにこだわる専業主婦。息子が高校を中退してフリーターになったうえ、フリーターの恋人と結婚するといいだします。最初から最後まで中流家庭にこだわるヒロインに感情移入がしやすく、ラスト近くに息子の恋人に打ちのめされるエピソードは痛いくらいです。いびつな母子関係も、リアルに感じられます。

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男尊女卑の明治時代に、女性でありながら出世を遂げた下田歌子を描いた小説です。幼いころから和歌の才能があり、皇后から「歌子」の名前をもらって学習院女学部長にまでのぼりつめたのに、恋愛スキャンダルのために宮廷を追われました。女性が男社会で働くつらさは明治時代も今も変わない、と納得できる一冊です。