ブックキュレーターhonto編集員
衝撃のラストに、また最初から読みなおしたくなるサスペンス小説
小説の楽しみは、著者が考え抜いた仕掛けに翻弄されることです。次々に展開するストーリーにゾクッとしたり、感心したり。最後に衝撃のラストシーンで「どこに伏線があったんだろう?」と首をかしげつつ、ページを戻るのもまた楽しみです。そんな、読後すぐにもう1回読みなおしたくなるサスペンス小説を集めました。1冊で2度おいしい本ばかりです。
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表題作の「夜よりほかに聴くものもなし」では、老いた刑事が奇妙な事件に遭遇し、社会の不条理を感じつつも犯人に向かって『私はあなたに、手錠をかけねばならん』とつぶやく。なぜこうなったのか、犯人の立場で再読したくなります。
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大ヒット作『その女アレックス』の前日譚。異常な方法で惨殺された2人の女性の事件を調べるヒロインは、第二の事件後に恐るべき共通点を発見します。全体が2部構成になっていて、ストーリーは二転三転しつつ進みます。ラストは衝撃的ですが、伏線がきれいに張られているので再読、再再読してじっくり味わうのがオススメです。
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孤島に招待された10人の男女は、過去の犯罪をあばかれて1人ずつ殺されていきます。先の読めない展開に、島から外部に連絡を取る手段がないという閉塞感。真犯人を予想しながら読み進むと、ラストであっと驚かされます。一読後、犯人の視点になって読み返すと意外な犯人探しのヒントが見つかり、新しい楽しみ方ができます。
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