ブックキュレーターhonto編集員
読後の余韻がハンパない!?ラスト1行で思わず鳥肌が立ってしまう本
ラスト1行に趣向が凝らされている本は読後の感動がより一層強まって、しばらく興奮が収まらなかったりするものです。そんな読書が楽しめる本を、サスペンスやファンタジー、心温まる物語から怖すぎる怪談絵本まで、ジャンルを超えて集めてみました。くれぐれも最後の1行は、読書の最後の瞬間にお楽しみください。
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繭子とたっくんの恋愛を、A面B面のあるカセットテープに見立てて、つき合い始めとその後の遠距離恋愛の様子を交互に描いた小説です。繭子の妊娠や、たっくんの浮気からの心離れまでが瑞々しく映し出されているのですが、最後にとんでもない事実が発覚。正確にはラスト2行、それまで読んでいた物語がすべて吹き飛ぶこと間違いなしです。
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不登校になり、田舎に住むおばあちゃんの元で生活を始めることになったまい。大好きなおばあちゃんとの充実した日々は、家族そろっての引っ越しをきっかけに終わりを告げます。このとき、ある事件が原因で2人はわだかまりを残したまま別れることになるのですが・・・。ラスト1行でおばあちゃんの大きな愛に包まれる感動の一冊です。
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いるのいないの
京極 夏彦(作) , 町田 尚子(絵) , 東 雅夫(編)
梁が渡る昔ながらの木造家屋で暮らすことになった「ぼく」。ある日、梁の上に「あるもの」を見てしまうのですが、祖母は「見なければ、いないのとおなじ」と同じことを言ってばかり。「いるの?いないの?」その答えは・・・戦慄の挿絵とともにラスト1行でご確認を。絵本なのですが、怖すぎて子どもには読ませる場合は注意が必要です。
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自閉症の少年コナーのカウンセリング、その母ローラが語る自身の半生、ローラの創作した壮大なファンタジー。同時進行で進むバラバラな三つの物語が一つにつながったときに、すべての真実が明らかになる長編ミステリーです。ラスト1行、ローラの娘モーガナが放つセリフに、空想と現実の境目が大きくグラつきます。
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