真相に迫っていく感覚にしびれる！記者が体を張って事件を追いかける小説

ほしい本に追加

1985年の夏に発生した、御巣鷹山の日航機墜落事故。報道合戦が繰り広げられるなか、地元紙の記者たちが事故原因の特ダネをつかむ瞬間にはしびれます。著者自身、地元紙の記者として事故当時に現場を取材した経験があるだけに、取材の現場や新聞社内の描写、登場する記者たちのセリフなどはリアリティがあふれています。

ほしい本に追加

『クライマーズ・ハイ』の横山秀夫の短編集で、8編を収録しています。特にオススメなのが、県警官舎で発生した殺人事件を取材する記者を描いた「眼前の密室」です。犯人探しというライバル社とのゲームはゾクゾク。張り込みの際に記者であることが周囲にバレないよう、先輩記者の奥さんを借りてカップルを装うシーンはドキドキします。

ほしい本に追加

汚職事件などを捜査する地検特捜部担当の女性記者が何者かに殺害された。ライバル社の記者が犯人なのか？事件の謎をひも解いていくと、スクープにかける記者たちの並々ならぬ熱意が浮き彫りに。絶対にバレていはいけないネタ元とのやり取りはしびれます。著者が元特捜検事だからこそのリアルな描写もオススメのポイントです。

ほしい本に追加

とある町で中学2年生の男子生徒が校舎から転落して死亡。いじめで自殺？それとも・・・。捜査による事案の解明がなかなか進まないなか、24歳の女性記者が体当たりで真相を追います。遺族やいじめの加害者とされる少年の親たちへの取材で、それぞれの人間の生の感情に触れ、葛藤しながらも真実に迫ろうとする姿に胸が熱くなります。

ほしい本に追加

数々の警察小説を執筆している今野敏が、テレビ記者にスポットライトを当てた小説です。スクープのためには危険をいとわない記者の姿、ネタ元との信頼関係といった男同士の心の交流がかっこよく描かれています。警視庁捜査一課の刑事らを描いた著者の他の作品ともクロスオーバーしており、今野ファンや警察小説ファンも楽しめる一冊です。