ブックキュレーターhonto書店員 宮本大樹
日本最高のエンターテイメント!多彩で奥深い落語の魅力を紹介
日本の伝統芸能「落語」。江戸時代から大衆のエンターテインメントとして、聞く人を笑いと涙にする身近な娯楽として広く親しまれています。噺家が繰り出す物語は人情・人の性、教訓などビジネスや日常生活にも存分に活かせる要素が満載です。笑点を見たことぐらいしかない初心者でも入りやすい本をご紹介します。
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思わず「なるほど、そうか」と唸る古典落語の傑作噺。古典落語で難しいイメージがありますが、いったん興味を持つとどんどん噺の世界に引き込まれ、気づいた時には昭和の名人芸に酔いしれてます。聞き直すたびに新しい発見がある演目なので、登場人物同士の掛け合いを推理すると違う楽しみ方が味わえます。
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真打ちになる前の若手の落語家がひょんなことで落語教室をやるはめに。登場人物はみんな無器用でちょっとクセがある面々。それぞれ抱えた闇は深いのに、終始爽やかな展開で落語という語り芸の魅力を感じることができます。読み終わった後はなんとも言えない余韻が残りますので、すぐにでも寄席に行きたくなる一冊です。
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日本古来の奥ゆかしさが残っていた昭和の時代。元やくざの主人公が刑務所で聴いた噺に惚れ込み昭和最後の大名人に弟子入りを志願。主人公の成長する姿を通じて、落語という伝統芸能の魅力を学べます。昭和の落語界を舞台にした噺家の人間模様が描かれた本格落語漫画です。
ブックキュレーター
honto書店員 宮本大樹リアル書店とhontoで本のマーチャンダイジンザーとして、紙と電子の本の売り場づくりを15年以上従事。日本で店頭に並ぶ前から『ハリー・ポッター』がベストセラーになることを予感し、世界中に広がった現象に感動、本を売る魅力にはまる。現在もhontoでネット書店の売り場づくりにかかわりつつ、リアル書店にも毎日立ち寄る習慣は変わらず。好きなジャンルは小説と文庫。本の中で語られる現実から離れた世界を好み、読書して現実逃避するのが何よりも落ち着く時間。一方で最近は日常生活の各問題も山積みのため実用本を手にとることも多い。少しばかり偏屈な書店員が、売れている売れてない関係なく、赴くままに小説から生活に役立つ本までをご紹介したい。
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