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何から読んでいいのか悩んでいる方へ!現代思想がざっくり俯瞰できる本
フーコー、ドゥルーズ、デリダなど、80~90年代に流行した現代思想とは何だったのでしょう。また、それら海外思想と並走するようにして展開されてきた日本の戦後思想とは?「ニューアカ」などかつての現代思想の流行と、その後の展開について手っ取り早く俯瞰したい、もしくはこれから現代思想を学んでみたいと思っている方にオススメの本を紹介します。
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『となりの山田くん』の著者いしいひさいちが、4コマ漫画で34人の現代の思想家たちを笑い飛ばします。戯画化されているものの、一読してそれぞれの思想家のエッセンスはしっかりと知ることができる驚異の書です。必要があって現代思想を学ぶ必要があるけどちょっと気が進まないという方、まずは本書を手に取ってください。
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現代思想を読む事典
今村 仁司(編)
キーワードから現代思想を俯瞰することができ、幅広くカバーされているのでかゆいところまで手が届く構成になっています。これから現代思想を学びたいと思っている方の参考になるのはもちろん、特定の思想家の本をすでに読み始めている中級者にとっても、用語につまずいたときの事典として参考になる本です。
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現代思想の冒険
竹田 青嗣(著)
ニーチェ、マルクス、ソシュールなど近代思想の巨人たちの思想体系がどのように現代に継承され、新たな思想を生み出すに至ったかがわかりやすく解説された入門書。偏らずに広く浅く網羅されているので、現代思想の基礎を押さえるための最初の一冊として最適です。
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かつては現代思想の磁場の中心はフランスでした。だけどそのフランスの現代思想が失速しつつある今、ウンベルト・エーコやアントニオ・ネグリ、ジョルジオ・アガンベンなど、イタリア思想界が盛り上がりを見せているそうです。なぜそのような状況になったのか?イタリアの美学・美術史を専門とする著者が、最先端の思想状況をレポートしています。
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