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ハルキスト必読!翻訳家としての村上春樹のすごさがわかる本
作家・村上春樹には「翻訳家」というもうひとつの顔があります。そこでここでは読みやすいシンプルな翻訳や、村上春樹の愛読者なら思わずニヤリとしてしまう言葉のチョイスがされている本など、村上春樹翻訳による海外小説を厳選しました。海外文学は苦手だけど村上春樹の小説は好きという方も、ぜひ試しに一冊読んでみてください。
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若き富豪ギャツビーの一途な恋、ままならない人の心、夏の夜の悲劇・・・。アメリカ文学史に残るフィッツジェラルド最高傑作であり、村上春樹のルーツともいえる一冊です。村上春樹が人生でもっとも大切な本として挙げ、『ノルウェイの森』にも登場するだけに、この小説の翻訳に捧げた情熱はかなりのものでしょう。
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青春小説の金字塔、『ライ麦畑でつかまえて』を村上春樹が新訳。これが読まずにいられるでしょうか。しかも「僕」が語り手の一人称小説なので、まるで村上春樹作品を読んでいるような錯覚に陥ります。別の訳で読んだことがある人も、改めて読むとまた違った味わいを感じるはずです。ぜひ、それぞれの訳を読み比べてみてください。
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危なっかしいほど自由奔放な女優ホリー・ゴライトリーの魅力に圧倒される表題作を含む4編を収録。カポーティは作家ですら憧れるという美しい文章の書き手で、村上春樹も高校時代に読んで深いため息をついたそうです。本書では見事な情景描写に加え、ホリーの繊細さと無邪気さが活き活きと伝わってくる語り口で、村上春樹ならではの訳になっています。
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妻殺しの容疑をかけられ自殺したひとりの男。しかし、その奥には誰も予測しえなかった真相が潜んでいて・・・。タフで、皮肉屋で、かっこよすぎる私立探偵フィリップ・マーロウが主人公のハードボイルドシリーズです。おしゃれななかにもピリッと皮肉が効いたタッチの文章は、村上春樹の小説に通じるところがあります。
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