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カルト教団に関わる人間模様から、人間の弱さや罪深さを考えさせられる小説
人は背負いきれない悲しみや苦しみを感じると、心のよりどころを求めてしまう生き物なのでしょうか?時にどう考えても怪しいものや科学的根拠のないもの、目に見えないものを信じて身を委ねてしまいます。新興宗教やカルト宗教を題材にした物語を通じて、人の心の弱さ、罪深さについて考えさせられる小説を紹介します。
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予言者なのか詐欺師なのか?突然現れた記憶喪失の浮浪者が街に住み着き、教祖のように祭り上げられていくなかで、仲間同士の分裂や抗争が起ります。その浮浪者の不思議な言動や予言に、人々は救いを求め熱狂するのですが・・・。いかに人は自分の苦しみと引き換えに不思議なものを求め、都合よく信じてしまうかが描かれている小説です。
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ファンタジーやSFの要素を交えながらも重なり合う2つの世界と4つのカルト集団。それらを通して、精神の自由や洗脳の恐ろしさ、人間の命の価値、深い孤独感などが描かれています。カルト教団に関わる人々の生きざまから、そのようにしか生きられなかった人間の悲しさや弱さ、罪深さ、不自由さについて考えさせられます。
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