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文学作品とはひと味違う!文豪たちが遺した傑作エッセイ
著名な文学作品の世界に浸るのは、読書の時間を楽しむ一つの方法です。しかし、ちょっと目線を変えて、小説ではなく文豪たちのエッセイを手に取ってみるのもおもしろいもの。作品の背景にある考え方やプライベートでの想いなども垣間見え、文豪たちのひと味違った世界が発見できる本を集めました。
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志賀直哉や武者小路実篤らと白樺派を形成し、『或る女』や『カインの末裔』などの著書で知られる有島武郎。「小さき者へ」は有島が妻の死後、幼い3人の息子が大人になったときに読んでもらおうとペンを走らせた手紙で、有島の子どもたちへの温かい想いであふれています。人間愛を綴った「生れ出づる悩み」も収録されています。
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人生論・愛について 改版
武者小路 実篤(著)
『友情』『愛と死』などの代表作を書き上げる一方で、階級闘争のない理想郷を作ろうと「新しき村」の建設にも力を注いだ武者小路実篤。理想主義者として知られた実篤の活動の根底にある思想のエッセンスが、本書には詰まっています。混沌とした現代に生きる私たちにもヒントとなる、大切な何かを教えてくれる随筆・評論集です。
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不道徳教育講座 改版
三島 由紀夫(著)
「大いにウソをつくべし」「弱い者をいじめるべし」これだけを読むと「え!?」と思われるかもしれませんが、実はこれは三島由紀夫ならではの大胆なユーモアなのです。不道徳なことを並べて、逆説的に人としてのあるべき姿を考えさせてくれます。軽快でウィットに富んだ、三島ワールドが堪能できる一冊です。
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