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宗教を信じるとは?クリスチャン作家や僧侶が描いた、信仰心を強く感じる本
日本に生まれて生活していると、熱烈な信仰心に触れる機会は、そう多くないでしょう。しかし、世界では厚い信仰が行われていて、紛争なども宗教が重要なカギを握っているらしい・・・。なんとなくは理解できても、宗教を信じるとはどういうことなのか?そう思っている方に、クリスチャン作家や僧侶が描く小説や詩のなかから、信仰を強烈に感じられる本を紹介します。
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クリスチャン作家・三浦綾子の遺作となった長編小説です。戦時下に自らの信念を貫こうとする教師の苦悩が描かれています。自分の弱みをチラつかされながら拷問を受け、思想を曲げるか否かの選択を迫られる主人公は、踏み絵を突き付けられたキリシタンさながら。自分の真心を守りたいという強い思いに、胸が締めつけられます。
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「かなしみの詩人」と呼ばれる八木重吉は、生み出すすべての作品に憂いをたたえさせたクリスチャン詩人です。本書は厳選された彼の代表作とともに、詩人による解説がついています。空や雲、花、作物などのなかに隠れた切ない気持ちを引き出し、ときにマリアやキリストの愛について詩をつむぎます。純粋で素朴な信仰心に寄り添える一冊です。
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時の止まった赤ん坊 新版
曽野 綾子(著)
日本人シスターが、マダガスカルの産院で助産婦として奮闘する姿を描いた小説です。貧困と飢餓の国で、ときに自分の仕事の正当性に悩みながらも、まっすぐに信仰を貫いて生きようとする主人公の姿が心に迫ります。信じるということが人に与える強さを、目の当たりにできるでしょう。
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