ブックキュレーターhonto編集員
自信をなくしているときに読みたい!強い信念を持ち続けた人々の真実の物語
自信をなくしているとき心の推進力は減退し、進むべき方向を見失いそうになります。そんなときは思い悩まず、読書にふけり、人の人生から学ぶのもいいものです。死の危機、戦時下の飢餓と絶望、まったくの異文化、気の遠くなる真理追求など、どんな状況でも強い信念を持ち続けた人々の生き方が、あなたはどうしたいのか?そう熱く語りかけてくるでしょう。
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ネアンデルタール人の化石の骨から採取し増幅して復元したDNAが、現生人類の数パーセントに生きていることを突き止めた生物学者ペーボ。30年の慎重かつ地道な研究のなかで、彼の情熱的で人情豊かな人柄が周囲を動かしていきます。信じて突き進むパワーが全編にあふれ、読み終えたときには前向きな気持ちが生まれていることでしょう。
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美しき未完成 ノーベル賞女性科学者の回想
リタ・レーヴィ=モンタルチーニ(著) , 藤田 恒夫(ほか訳)
女性は家庭に入るのが当然の時代ながらも医学部に進学し、大学で研究職を得た才媛は、ユダヤ人排斥運動で大学を追われ、自宅寝室の簡素な実験室で研究を続けます。それが後のノーベル賞の基盤になるとは夢にも思わず・・・。苦難と動乱を乗り超え、研究への「情熱と完全な献身」を貫いた、静かで透徹された精神に圧倒されるドキュメントです。
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海にはワニがいる
ファビオ・ジェーダ(著) , 飯田 亮介(訳)
10歳のエナヤットラー少年は母とともに故郷アフガニスタンを出て、ある晩パキスタンに置き去りにされます。それはタリバーンとパシュトゥン人からの迫害を案じた母の苦渋の決断でした。過酷な労働と危険な密入国の末、イタリアにたどり着くまでの8年間、懸命に生き抜いた少年の強靭な意志と誠実さに心打たれます。
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ダーチャと日本の強制収容所
望月 紀子(著)
アイヌ研究のため来日したマライーニ一家は第二次大戦中、本国のファシスト政権への忠誠を拒否し、名古屋の収容所に送られます。そこでの地獄の日々が明かされる一方、一家がその記憶とどう対峙し、個々の内にうずくその傷をどう癒すかが見えてきます。人間の精神は柔軟にしなり、決して折れはしない、ということがわかる一冊です。
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