ブックキュレーターhonto編集員
短編&長編小説とは違った魅力があります!爽快感あふれる連作短編集
各話に少しずつリンクする部分があったり、最後にすべてが明らかになる満足感であったり、連作短編小説には短編小説や長編小説とはひと味違った魅力があります。連作とはいえ1編が独立した短編となっていてそれぞれにオチがつくため、話に起伏があるのも魅力です。ここではそんな連作短編集のなかでも、読後が特に爽快なものを選びました。
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あくどい仕事に手を染める溝口と岡田。本書にはそんな彼らの周辺を描いた5つの話が収録されています。盗んだ車に積まれていた大金の謎や虐待されている小学生の救済など、どの話にも伏線回収の魅力が詰まっていて、最後にカタルシスが用意されています。各話のつながりがおもしろい、爽快な読み味の連作短編集です。
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