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大切なことに気づけるかも。ゆったりとした時間が流れる島を舞台にした小説
大人になるとゆっくり歩くことを忘れて、起きて働いてまた眠る、という単調かつ忙しい毎日になってしまいがちです。そうすると何のために生きているか、ふとわからなくなってしまう瞬間もあることでしょう。そんなときにオススメなのが、島を舞台にした小説です。島特有のゆったりとした時間の流れが、本当に大切なことを思い出させてくれるはずです。
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カフーを待ちわびて
原田 マハ(著)
旅先で冗談めかして書いた絵馬を手掛かりに、島にお嫁さんがやってきました。30代雑貨店店主の明青は、清楚で魅力的な彼女といつの間にか暮らすことになるのですが、彼女の素性をいつまでも尋ねることができません。嫌なことがあったら三つ数えて耐える、というモットーで生きてきた島育ちの彼の純粋さや欲のなさが心地いい恋愛小説です。
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東京島
桐野 夏生(著)
世界一周旅行に夫と出た清子は、嵐に遭遇しとある島にたどり着きます。彼女はその島で30人以上の男性に囲まれ女性は自分だけ、という逆ハーレム状態になるのですが・・・。それを活かして生き抜いていく清子の潔さはしたたかで美しく映ります。環境が変われば生き方も地位も一変、そんなことを教えてくれる風変りな小説です。
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島の先生
荒井 修子(原作) , モトイキ シゲキ(著)
都会で傷を負った子どもたちが集まってくる島を舞台にした小説です。その島で彼らをサポートするのが千尋先生。そして、彼女にも実はつらい過去があり・・・。誰かを助けることで自分自信も救われてく、その過程が丁寧に描かれています。島の自然と時間に、身も心も任せてみたくなってくる心温まる物語です。
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