ブックキュレーターhonto編集員
「田舎」が武器になります!ビジネスに役立つ高知が舞台になった本
四国の太平洋に面した高知県は、都会からは遠く離れた僻地といえるかもしれません。海のイメージが強いですがほとんどは山林が占め、高齢化も深刻な問題に。そんなビジネスには圧倒的に不利な高知を舞台にした、ビジネス書としても読める個性的な本を紹介します。ないことを嘆くのではなく、それを武器にして取り組む姿勢にわくわくさせられるはずです。
- 7
- お気に入り
- 3438
- 閲覧数
-
ブロガーとして有名な著者が家族で高知県に移住。しかも限界集落に!挑発的なタイトルで内容も賛否両論あると思いますが、東京生まれの東京育ちの著者が高知移住で幸せな暮らしを送り、ビジネス的にも成功していることは注目に値します。読めば高知に移住してみたくなるかもしれません。東京一極集中に問題提起をしている一冊です。
-
高知を訪れると、「たっすいがは、いかん!」のキリンビールのポスターが目を引きます。この土佐弁ポスターの戦略を考えたのが、本書の著者です。キリンビール売上最低レベルの高知支店長に異動なった著者が、あの手この手で立て直し成功に導きます。高知の特性を活かすために試行錯誤したことで奇跡を生んだ、そんな成功例を知ることができる一冊です。
-
坂本龍馬と同時代、同じ高知出身で三菱財閥を築いた岩崎弥太郎の生涯を描いた歴史経済小説です。田舎出身で身分も低く、極貧で酒乱の父親に足を引っ張られるなどハンデいっぱいの弥太郎が、一代でのし上がる痛快なストーリー。坂本龍馬をはじめ、維新のオールスターも登場します。おもしろく読めて、仕事へのモチベーションも上がることでしょう。
-
ニッポンの風景をつくりなおせ 一次産業×デザイン=風景
梅原 真(著)
高知在住の著名なデザイナー・梅原真が関わったデザインについて、依頼人の写真つきで紹介した本です。「馬路村のぽん酢」「砂浜美術館」「漁師が釣って、漁師が焼いたカツオのたたき」など、さまざまな高知の新名物を生み出した梅原は、デザインの力で一次産業の本来の力を引き出しました。地方創生を望む人は、必読の書です。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です