ブックキュレーターhonto編集員
シニカルな気分のときに読みたい!毒のあるブラックユーモア短編集
何か嫌なことがあった日は、妙に他人を責めたり攻撃したくなるかもしれません。そんなときは、毒がきいた物語を読んでニヤリとしてみるのがオススメ。有名作家が書いた、風刺や皮肉が込められたブラックユーモア小説たち。どれも数分で読めてしまう短いストーリーを集めました。長い夜はシニカルでアイロニカルな笑いを堪能してみてはいかがでしょうか。
- 127
- お気に入り
- 24716
- 閲覧数
-
毒笑小説
東野 圭吾(著)
作者得意のミステリーをはじめ、ほのぼの日常系や謎の生物が登場するSF調のものなど、読みやすい短編12編が収録されています。孫と遊びたいお爺さんや手作りの品がお好きなマダム、マザコンのお坊ちゃん、急にピアノを習いはじめた男性など、さまざまな人物が登場。結末はみんな毒がきいていてクスッとしてしまいます。
-
SFからホラーまで、筒井康隆の真骨頂ともいえるブラックな笑いで構成されたショート・ショート集。作者本人の叫びなのでは?と勘ぐってしまう表題作は、マスコミや主婦連から迫害されるSF漫画家のお話。その他、猛烈社員が暴走する「猛烈社員無頼控」や、かゆみについて探る「かゆみの限界」など24編が収録されています。
-
無限がいっぱい
ロバート・シェクリイ(著) , 宇野 利泰(訳)
多くの物書きが影響を受けたSF作家の短編集。半世紀も前に出版された本ですが、色褪せないおもしろさ。恐怖とスリルにゾクゾクしながらも、最後には笑ってしまう小説が12編収められています。殺人を防ぐために開発されたロボットを描く「監視鳥」や人種差別がテーマの「乗船拒否」など、皮肉を込めた小説が多いのが特徴です。
-
人気映画の原作『チョコレート工場の秘密』で知られるロアルド・ダールの傑作短編集。殺人のトリックがおもしろい「おとなしい凶器」や、リゾート地でのスリリングな出来事を描く「南から来た男」など、じわじわと押し寄せてくるブラックな恐怖がたまらない一冊。ラストの一文でえっ?となる感覚は、ダールの小説ならではです。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です