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日常と隣り合わせの恐怖を感じさせてくれる、現代の怪談小説
ホラー小説のように派手な展開はないけれど、日常の延長線上にあるような恐怖を感じる怪談小説。実際には起こりえない前提で楽しめるホラーとは違い、怪談は実際にありそうな感じがし、自分と切り離して考えられない恐ろしさがあります。誰もが知る古典怪談ではなく、より身に迫る恐怖を感じさせてくれる現代の怪談をテーマにした短編集を紹介します。
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百話目を話し終えた後に何かが起こるといわれている百物語をテーマに、編者が収集した怪談が99話収録されています。幼い頃の経験や、写真に関する話など、日常的によくある出来事の延長に起きる怪談です。原因を究明することなく終わるのがよりリアルで、読み終えた後もすっきりしない恐怖を心に残してくれます。
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鬼談百景
小野 不由美(著)
読者から寄せられた体験を元に構成された怪談短編集です。学校での体験談や引っ越し先で感じた違和感など、誰にでもある日常の一コマを切り取ったような話が収録されています。簡単に目に浮かべることができる風景だからこそ生々しい現実味があり、淡々としたシンプルな語り口なのが、余計に恐怖感を煽ってきます。
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