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実在する美術品が登場!ミステリーを通じてアートに触れる本
優れた絵画や彫刻、陶芸などの美術品は、作品そのものに歴史とドラマが隠されていることが少なくありません。そして時には、事件の発端となることも。実在するアートが登場し、それが重要な役割を果たすミステリー小説を集めました。謎解きを楽しんだ後は、思わず美術館を訪れたくなるかもしれません。
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アンリ・ルソーの代表作「夢」に構図も筆遣いも酷似した1枚の絵画が、大富豪の個人宅で見つかった・・・。絵の真贋と隠された謎を、古文書を頼りにスイス人のキュレーターと、日本人の研究者がしのぎを削りながら解き明かしていきます。MOMAのキュレーターという経歴をもつ著者が贈る知的なアートミステリーです。
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フェルメールになれなかった男 20世紀最大の贋作事件
フランク・ウイン(著) , 小林 頼子(訳) , 池田 みゆき(訳)
フェルメールの傑作と呼ばれた「エマオの食卓」が2枚。1枚は贋作かと思われたが実は2枚とも無名の画家ハン・ファン・メーヘレンの手によるものだった・・・。正当な方法では美術界に受け入れられなかった男が、天才的な贋作技術とコレクターや鑑定士の欲を手玉に取る心理戦術で復讐する過程が描かれたノンフィクションです。
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「鳥獣戯画」空白の絵巻 美術鑑定士・安斎洋人
中村啓(著)
高山寺にある国宝「鳥獣戯画」の絵巻の一部と思われる10枚の断簡が見つかった・・・。真贋を見きわめるために呼ばれた美術鑑定人・安斎は絵巻をめぐる殺人事件に巻き込まれていきます。芸術家の母の審美眼を受け継いだ安斎が語るうんちくや美術論が、ストーリーに魅力を添えている一冊です。
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ルーブル美術館での残酷な殺人を皮切りに、事件に巻き込まれていく象徴学者 ラングストンが、実在する名画や建築物に秘められた謎を解き明かします。「モナリザ」「岩窟の聖母」「最後の晩餐」、レオナルド・ダ・ヴィンチが人知れず絵に描きこんだ記号の秘密が気になって、途中でページをめくる指が止まらなくなります。
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