ブックキュレーターhonto編集員
大人にオススメ!児童文学の巨匠ロアルド・ダールが手掛けたダークな物語
大ヒット映画『チャーリーとチョコレート工場』の原作になった児童文学を生み出したイギリスの小説家ロアルド・ダール。児童文学の巨匠として有名なダールですが、ここでは大人が読んでも思わずドキッとするようなダークファンタジーをピックアップしました。ダールの独特な世界観にどっぷりと浸かることができる物語ばかりです。
- 29
- お気に入り
- 21893
- 閲覧数
-
人の内面に隠された影の部分を、シニカルかつダークに描き出した短編集です。娘の結婚を賭けたワインの銘柄当てが描かれた「味」、夫殺しの凶器の処理の方法にゾクゾクする真実が隠された「おとなしい凶器」など、ピリリと皮肉が効いたラストの一文に、思わず「え?」と目を丸くしてしまう11の短編が収録されています。
-
読後の後味の悪さや気味悪さが光る物語が、数多く収録されている短編集です。「始まりと大惨事―実話―」は、早くして3人の子どもを亡くした女性が4人目の子どもを産むという物語ですが、その子どもの名前にダールらしいスパイスが隠されています。大人だからこそダークな展開にドキッとさせられる物語です。
-
目もくらむような絶世の美女へと変身した王女マメーリアが、その美貌を駆使して周りの男たちをはべらせ、自身の心もしだいに変化していってしまう物語です。子どもの頃に憧れたシンデレラストーリーを皮肉ったような、人間のさまざまな欲を全面的に押し出した表題作のほか、大人に向けたメルヘンな9つの物語が収録された短編集です。
-
児童文学ながらもダークな味わいが堪能できる、世の中の大人を皮肉った痛快作です。3歳になる前に自然に字を覚え、4歳になるとヘミングウェイなど大人向けの小説もすらすらと読んでしまう天才少女のマチルダ。そんな彼女が横暴で高圧的な大人たちに頭脳で立ち向かう姿は、大人が読んでもスカッとした気分になれます。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です