ブックキュレーターhonto編集員
読書の幅が広がる!作家やクリエイターの本棚をのぞける本
本が好きな人は、常に、次に読む本を探していることでしょう。そんなときに参考になるのが、作家たちが自ら読んだ本を紹介した本です。小説家やクリエーターたちがどんな本を読んできて、今の彼女、彼になったのかも興味あるところ。それが自分の好きな作家であれば、さらに愉しく読書の幅が広がります。
- 16
- お気に入り
- 3165
- 閲覧数
-
本へのとびら 岩波少年文庫を語る
宮崎 駿(著)
スタジオジブリの宮崎駿監督は、多くの児童文学からインスピレーションを刺激されてきたそうです。そのなかでも、岩波少年文庫のシリーズから50冊を厳選して紹介しています。物語はもちろん、表紙絵や挿絵も後々まで記憶に残る大事な要素としてあげているのは、アニメ界で活躍してきた著者の真骨頂を見る思いがします。
-
向田邦子の小説を「昭和の色気」。こうひとことで言い切れるのは、自らが現代人の心理を深くえぐる小説家であればこそ。「本の世界にひっぱりこまれる興奮」を随所で体感できる、角田光代の読書エッセーです。古典的小説家 ジェイン・オースティンから漫画家の西原理恵子まで、約100冊を丁寧に紹介しています。
-
お好みの本、入荷しました
桜庭 一樹(著)
2008年から2009年にかけて、まだ読んでいない本や知人が読んだ本まで織り込まれた読書日記です。『平凡パンチの三島由紀夫』という珍しい本に出合えるなど、サブカル的な楽しさも満載。ホラーを読むときは薄目になる、仕事が終わった後、妖怪のように這い出して本屋に行く、という語り口もおもしろい、読書熱あふれる一冊です。
-
「本の雑誌」に連載されていた「吉野朔美劇場」シリーズ8冊をまとめたもので、出てくる本の数は約300冊。もちろん索引付き。マンガ家・吉野朔美とその仲間たちがくり広げる読書談義を、漫画で紹介しています。国内外の小説はもちろん、国語辞典、図鑑までと幅広い。風呂で本は読めるか、などのトークも楽しい一冊です。
-
絵本を抱えて部屋のすみへ
江国 香織(著)
絵本を語らせたら右に出る人はいない江國香織が、心底ほれ込んだ絵本を紹介。自身の血肉になっているという講談社の『童謡絵本』や、静かな孤独を描くガブリエル・バンサンの『アンジュール』など約100冊。斎藤隆介作、滝平次郎画の『八郎』の真髄を「ごつごつしたかなしみ」といいきれる著者の感受性に脱帽します。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です