ブックキュレーターhonto編集員
仕事観を見直すきっかけにも!経営者の仕事に懸ける情熱に胸打たれる本
経営者の手記は、すべての働く人にとってためになるものです。なかでも、社員や社会のために働きたい、この仕事に一生を捧げたいという情熱がひしひしと感じられる本を読めば、自らが働く姿勢についてあらためて考えさせられます。経営者の情熱に感動し、明日働くための力ももらえる本を集めました。ワクワク感と前向きな気分が芽生えてくることでしょう。
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計画と無計画のあいだ 「自由が丘のほがらかな出版社」の話
三島 邦弘(著)
出版社・ミシマ社の設立と本づくりについて書かれた本。卸を通さず書店と直に取引をする常識破りの手法で「面白いを一冊に詰め込み、最短距離で読者に届ける、原点回帰の出版社」を目指し始動します。結果、無名出版社ながら新人作家の話題書を何冊も出すまでに。よい本を作ることにかける経営者の情熱が胸に迫ります。
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「好きな日に働いてよい」「嫌いな仕事はやらなくてよい」。夢のような仕事場ですが、実在します。震災に遭い一度はすべてをなくしたエビ工場の経営者が、本当に人にやさしい働き方を突き詰めました。働く人一人ひとりを家族のように大事にする経営者の考え方、活き活きと働く社員の様子から、働く意義について考えさせされます。
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メニューは日替わりで一つだけ、50分手伝いをすると一食無料になる「まかない」、その無料券を他人に譲れる「ただめし」など、ユニークなシステムで食堂を回している経営者の手記です。「今日、食に困っている誰かを救う」ことを考え抜いた結果にできた店づくり。経緯を理解するにつれて、その真剣さに胸を突かれます。
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福利厚生が充実しているのに、社員はいつも暗い顔。その原因は自分のワンマンさにあると気づいた社長が猛省し、自分の求める会社の理想像を真摯に社員へ伝えることから再出発します。やがて、全員が同じ方向を向いて歩める会社へ。明るく変わる会社に、やる気のもとは福利厚生よりも仕事の充実感なのだと気づかされます。
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福岡にある老人ホームができるまでのドキュメンタリー。たった1人の認知症のお年寄りの「居場所」を作りたい、そんな切実な願いのもとに介護士らが奮闘します。1億3千万円という施設の建設費用を、3カ月の「カンパ行脚」で用意してしまったという話に驚嘆。多大な情熱があれば、多くの人を巻き込めるのだと実感する一冊です。
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