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もしも家族が罪を犯したら・・・加害者家族の苦しみと葛藤に迫った本
インターネットやSNSで簡単に個人の情報が暴露される現代、犯罪の加害者とその家族を追い詰めるのはマスコミ取材だけではありません。罪を犯すことで自分の家族が直面する苦しみを知ることは、犯罪の抑止力にもなります。加害者家族がテーマにした本は、感動ばかりではなく自分の中の無自覚な差別や偏見に気づかせてくれることでしょう。
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手紙
東野 圭吾(著)
強盗殺人犯の弟という運命を背負い、夢や恋愛を諦めざるをえなかった直貴。彼は結婚を機に正々堂々と生きようとしますが、娘が保育園で仲間外れにされているのを知り、ある決意の手紙を兄に送ります。『自分が刑務所に入れば済むという問題じゃない』と、直貴に説く社長の言葉が心に響きます。犯罪加害者家族の苛酷な現実を描いた感動作です。
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模倣犯 1
宮部 みゆき(著)
公園のごみ箱から発見された女性の右腕。発見者の塚田真一は、かつての一家惨殺事件でたった1ひ生き残った被害者でした。過去の記憶に苦悩する真一を巻き込み、事件は未曽有の連続誘拐殺人事件として注目されます。被害者と加害者、双方の家族が直面する苦しい現実。現代ミステリーの金字塔として人気の超大作です。
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