ブックキュレーターhonto編集員
失敗したときに手にしてください。前に踏み出す勇気をくれる小説
人は誰もが失敗や後悔をするものです。そんなとき「もうダメだ・・・」と悩み落ち込んで立ち止まったり、諦めてしまったりすることがあるかと思います。そんなとき、前向きな気持ちを取り戻させてくれる本を紹介します。まずはここで紹介している本をどれか一冊読んで、前に進む意志と勇気を手にしましょう。
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裏稼業を辞め、新たな人生を歩むことを決意した岡田は、先輩・溝口から「適当に電話した相手と友達になること」という条件を出されます。それでつながったのが離婚寸前の男で・・・。失敗と後悔ばかりを抱いている彼らは、やり直すことはできなくても前に進み続けます。後悔と向き合う強い意志、それが大切なのだと思わされる小説です。
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「狂騒の時代」とも評されていた1920年代のパリ、惨めな男が街をさまよっていました。男は口を開けば言い訳ばかりで仕事もせず、ただ唯一彼が求めたのは「本当の友達」です。にぎやかな街で孤立している青年の姿を想像すると、「こうなってはいけない!」と奮い立たされます。反面教師として読めば、「前に進むしかない」と思わせられるはずです。
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航空会社の労働組合委員長である恩地を邪魔に思った会社は、彼に海外赴任を言い渡します。家族とも離れつらい生活のなかで追い詰められる彼は、ジャンボ機墜落事故をきっかけに再び日本に呼び戻されることになります。ただ一心に困難に立ち向かう恩地の姿勢に、熱いものが込み上げてくる不朽の名作です。
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過疎化が進む牛穴村の人々と倒産間近の広告代理店が、村おこしのためにともに立ち上がるさまを描いた小説です。村人と代理店社員が、暴走しながらも前へ前へと突き進んでいく姿がユニークに描かれています。思いつきと勢いだけで行動する彼らを見ていると、少し失敗したくらいで悩んでいることがバカバカしくなってくるでしょう。
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時は戦国時代末期、「北の鬼」の異名をとる九戸政実は天下で名を上げようと勢力拡大をもくろんでいました。武闘派で知られる九戸は命懸けで戦うが、内紛に巻き込まれ周囲の人々に足をとられてしまいます。失敗が即「死」とつながった厳しい武士の世界で信念に従い、恐れることなく運命に立ち向かう彼らの生きざまから勇気をもらえる物語です。
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