ブックキュレーターhonto編集員
秋の夜長にこそ読みたい。秋をしみじみと感じ、味わえるストーリー
秋という季節をしみじみと感じ、味わえる「秋が舞台となっている小説」をセレクトしました。冷たく透き通った空気感が感じられる、しんみりした王道路線の時代劇や翻訳ものの傑作に涙するもよし、アメリカのリンゴ農園を舞台とした長編を堪能するもよし。笑いをたっぷり楽しみつつ、ホロッとさせる異色作も併せてお楽しみください。
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最後の一葉
オー・ヘンリー(著) , 飯島 淳秀(訳)
ワシントン・スクエアに暮らす画家ジョンジーは重い肺炎にかかり、アパートの窓から見える蔦の葉がすべて落ちたら自分も死ぬのだと思い込んでいました。ある夜の暴風で蔦の葉は最後の一枚を残して散りますが、その葉だけは毎日続く風雨に耐え続け・・・。オー・ヘンリーが描く傑作短編として名高い表題作をはじめ、深く胸打つ16編を収録した短編集です。
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サイダーハウス・ルール 上
ジョン・アーヴィング(著) , 真野 明裕(訳)
孤児のホーマーは里親が見つからないまま成長し、孤児院を出てりんご農園で働き始めます。秋の収穫時期だけにやってくる季節労働者のリーダーの娘ローズに異変が見られるようになり・・・。孤児院のルール、りんご農園(サイダーハウス)のルールに従って生きるホーマーが、最後に自らのルールと生きる意義、場所を見つける過程が感動を呼びます。
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任侠団体が経営する「プリズンホテル」で、別の任侠団体任と警察署の慰安旅行の宿泊がかち合います。巻き起こるトラブルを収拾しようとホテルスタッフがとる手段は捧腹絶倒のおもしろさ。宿泊客の元アイドルと元マネージャー、オーナーである親分の甥っ子とその愛人の娘とのパートではしっかり泣かせる、笑いあり涙ありの傑作です。
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