ブックキュレーターhonto編集員
不老不死や引き継がれる記憶にまつわる、温かく切ない物語
ずっと生きていられたら、という願いは多くの人に共通のもの。実際に長い時間を生き続けた記憶をもつ人は、どのような心境に至るのでしょうか。不老不死であったり、祖先の記憶を引き継ぎながら生きる悠久の存在。遠い未来まで親しい人との美しい思い出を引きずる彼らの哀愁に、切なくなるコミックを集めました。
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ポーの一族 1
萩尾 望都(著)
エドガーは、子どもの姿のまま長い時間を生きてきた不老不死の吸血鬼。同じ場所には2年といられず転々とする彼を中心に、妹の死や友との出会い、過去に会った人の子孫との邂逅などのエピソードが語られます。運命を呪いつつ、人のやさしさや友情に慰められ、人々から隠れて生き続ける彼らの哀しさを感じるストーリーです。
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周りのものや人の意思を読み取り姿を変える、謎の存在である主人公・フシ。なぜそこにいるのか目的もわからず、最初は石、次は狼に、それから少年へと姿を変えます。怪我や戦いで何度も命を失いつつ自我を得て人のやさしさに触れるも、つらい別れを経験するフシ。死ぬことのない孤独な彼の姿は切なくも頼もしく映ります。
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