ブックキュレータータレント 藤岡みなみ
ことばを思いっきり楽しむ本
普段は自分の身体にぴったりくっついている、言葉。たまにはその言葉というものの捉え方を少し変えて、そもそも言語とはなにかと哲学してみたり、世界に数千ある他の言語に思いを馳せてみたりするのも楽しいかもしれません。絵本、小説、新書、エッセイまで幅広く集めてみました。
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kilig(キリグ)=タガログ語で「おなかの中に蝶が舞っている気分」、poronkusema(ポロンクセマ)=フィンランド語で「トナカイが休憩なしで疲れずに移動できる距離」など、他の国の言葉に一言では翻訳できない単語が素敵な絵とともに紹介されている本。その言葉を知ってはじめてわかる感情もありますね。
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エスペラント 異端の言語
田中 克彦(著)
言語・文化の異なる世界の人々が意思疎通できるように人工的に作られた国際共用語、エスペラント語。1887年に作られて以来現在も世界中に約100万人の話者がいるといわれます。エスペラント語の構造や作られた当時の動きを通して、言語とは何かを考える本です。言語は民族を作り、そして分断する。のかもしれない。
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聖痕
筒井 康隆(著)
文体がかなり個性的なこちらの小説。古語、枕詞、造語、当て字がふんだんに使われていて、他では絶対に読むことができない文章になっているのになぜだか読みやすい!古語には抵抗が・・・という方にもおすすめできます。奇妙で神聖なストーリーに溺れ、読んでるうちになんだか日本語が好きになる本です。
ブックキュレーター
タレント 藤岡みなみ1988年生まれ。タレント、エッセイストなどとして活動。2015年ラジオ番組表好きなDJランキングAM部門第1位。時間SFと縄文時代が好きで、2019年からタイムトラベル専門書店utoutoをはじめる。著書に『藤岡みなみの穴場ハンターが行く!in北海道』(北海道新聞社)、『シャプラニール流 人生を変える働き方』(エスプレ)がある。
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