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楽しい、厳しい、笑いの裏側。お笑い芸人の実像が見える本
テレビをつけると、どのチャンネルもお笑い芸人たちが活躍しています。そんな芸人たちに憧れて、目指す若者も増えているとか。しかし、派手なように見えて、実際は下積みでの苦労やお笑いの難しさに挫折する人たちも、また多いのです。一見楽しそうなお笑い芸人の実情を舞台裏から描いた本を紹介します。
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芸人前夜
中田 敦彦(著)
芸人の著者が、どのようにお笑いの世界で花開いたのかを学生時代から描く半自伝的小説です。モテるための話術を身につけたいのがきっかけの主人公は、吉本のお笑い学校・NSCに入学、ライバルと激しく競争します。年間、約500人入学し芸能界で生き残るのは2、3組いればいいほうという、芸人の卵の生存競争の厳しさに驚きます。
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30歳になったお笑いコンビは、売れない自分たちに焦るばかり。打開策は「交換日記」を使ってお互いの本音をぶつけ合うことでした。やがて解散するも、一方はかつてのライバルと組んで夢をつかんでいきます。夢を諦めた相方は、諦めるのも才能だと自分を納得させる日々。別々の道を歩んでいく2人の姿から芸人の世界の厳しさが伝わります。
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コントに捧げた内村光良の怒り 絶望を笑いに変える芸人たちの生き方 続
戸部田 誠(著)
「コントの求道者」のウッチャンが今の地位を築くまでを、芸能界で関わりの深い芸人やタレントなどの証言を基に浮き彫りにする評伝です。生放送番組に抜擢された際には「生放送なら、僕はやりません!」と激昂。緻密な計算の彼のコントは一発勝負の生放送よりテイクを重ねることでしか実現しない、そんな彼らしい思考もわかる一冊です。
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