ブックキュレーターhonto編集員
大丈夫と思っている人ほど危険!?洗脳されないようになるための参考書
「洗脳(マインド・コントロール)」は狂信的なカルト宗教の信者やテロリストらを生み出し、社会問題の火種となってきました。理解に苦しむ彼らの言動のメカニズムを解明した洗脳の原理に関する本、経験した人による手記、洗脳が鮮烈に描かれた小説を紹介します。知識を得ることで至る所で待ち受けている洗脳の罠を、回避できるようになるはずです。
- 8
- お気に入り
- 10022
- 閲覧数
-
洗脳原論
苫米地 英人(著)
オウム信者の脱洗脳にも関わった認知科学者が、洗脳の原理と脱洗脳の過程を実例を交えて紹介しています。人間の本能レベルに刻まれた洗脳を解く作業は複雑で、成功率6割の困難さ。洗脳の技術が進み対象者が広がっている現状を認識し、洗脳される側になるかもしれない危機感を持つことが必要だと訴えています。
-
マジメで善良な若者がテロリストになったり、カルト宗教にのめり込んでしまったりするマインド・コントロールの原理を、精神科医である著者がわかりやすく解説しています。マインド・コントロールの手法を知り危険を察知する能力を磨くことが、現代社会のそこかしこに潜む悪意から身を守る第一歩となるでしょう。
-
自己啓発セミナーを主催する団体の洗脳により、X JAPANを脱退。12年間にも及ぶ過酷な生活を強いられ、10億円以上を奪われたToshlが、壮絶な経験を綴っています。仕事や家族の問題で悩んでいた彼が少しずつ団体に取り込まれ、罵倒と暴力の恐怖によって完全に支配されていく過程が生々しく描かれた一冊です。
-
マインド・コントロールされていた私 統一協会脱会者の手記
南 哲史(著)
統一教会の元信者が自らの入信から脱会までを綴った手記です。普通の大学生だった彼がクラスメートに勧誘されて深入りしていく過程とその時の心理状態は、まさにマインド・コントロールのプロセスと合致しています。家族の協力を得て脱会した後も強い虚無感や罪悪感などが消えず、後遺症に悩む姿が根深さを物語っています。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です