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生きるうえで大切なことを植物から教わる。ガーデニングの達人たちのエッセイ
野草や雑木、ハーブを活かして、まるで里山の風景を映し出したような、自然で美しい庭を造る達人たち。彼らがガーデ二ングを通して、生きていくうえで大切なことを学んできたことがわかるエッセイを集めました。それぞれ個性的でも、共通しているのは、巡る花の季節に合わせた自然体の生き方。花を一つ育てることからはじめてみたくなります。
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ハーブを育て生活のなかで使いながら、自然の循環に調和するように生きる著者。身の回りで成長する命ある者の姿が目に入るように、暮らしのペースをゆっくりと、が彼女からのメッセージ。種をまく、水をやるなど、小さなことをするだけで感謝の気持ちが生まれ、私たちを生かしてくれる生命とのつながりを感じられると、静かに語りかけます。
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子どもたちの独立後に森で一人暮らしをはじめ、「地上の楽園」と呼ぶ美しい庭を造りあげた、ターシャ91歳の言葉集です。『厳しく長い冬の後いっせいに花開く季節が必ずくる』『忍耐の間も想像力を枯らさない』『なにごとにも適した季節がある』そんなガーデニングで得た知恵から、人生後半を過ごす心構えも教えてくれます。
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気分が沈んだとき身近な植物に救われた経験から、悩みを抱える人に植物の生き方を知って心の春を迎えてほしい、と綴られたエッセイです。たとえば、花が咲かない年があるルドベキア。咲かない年を選んで力を蓄えている、咲くまでの準備期間はそれぞれと、人にもなぞらえた植物本来の力を信じて引きだす温かい眼差しを感じます。
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帯広に花咲く野原を取り戻す夢を実現した「紫竹おばあちゃん」のエッセイです。夫を亡くした失意から立ち上がろうと「私にしかできないこと」を考えて、たどり着いた答えは、花を育てること。根がしっかりと生きていれば冬を耐え抜きやがて咲くことができる、と自身も失敗を乗り越えてきた、強さと明るさにあふれた一冊です。
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