ブックキュレーターhonto編集員
美意識を磨く。ビジネスを創造的にする、感性の活かし方を学ぶ本
美意識は芸術家やデザイナーだけのものではありません。一流の経営者やビジネスパーソンは、独自の美意識をもっている人が多いものです。そして、そうした人の生き方にたくさんの人が憧れ、感銘を受けます。美意識がビジネスに役立つとなれば、鍛えて損はありません。自分なりの美意識や感性の磨き方、活かし方がわかる本を選びました。
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社会は複雑になり、ますます不確実性を増しています。人々は承認と自己実現を求め、それらを満たす洗練されたサービスや商品を欲しています。時代の変化に対応するため、世界のエリートは美意識や感性に注目しているのだそうです。豊富な事例と文献によって、感性をビジネスに活かす必要性を説いた一冊です。
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美 「見えないものをみる」ということ
福原 義春(著)
本物を見極め、心の豊かさ、贅沢さを味わうには、教養という「ものさし」が要ると著者は言います。しかし、便利な世に生きる現代人は五感が鈍くなり、本当にいいもの、美しいものを感じる力が弱くなっていると指摘します。単なる知識ではなく、本来見えないものである「美」を、感じるための教養の磨き方を説いた本です。
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人は美しい形に魅せられます。構成学は芸術家の才能に委ねられていた美の原理を、造形要素と数理的秩序を用い普遍的な理論として体系化したものです。分割やプロポーション、平面や立体の構成、素材や色など、装飾・工芸品に宿る美の要素の読み取り方を説いています。デザインへの感性を磨きたい人向きの入門書です。
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日本人にとって美しさとは何か
高階 秀爾(著)
絵と短歌を同じ紙面に表現するなど、言葉とイメージの融合は日本独特の美意識だと著者は言います。さらに近代では日本画と洋画が、構成や表現、技法などの違いを乗り越え、互いに影響を与えつつ発展してきた過程をつまびらかにします。文学や旅など幅広いテーマの小論も収録され、美にまつわる日本文化論に仕上がっています。
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