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大マジメだからこそ笑ってしまう!科学者たちの奇想天外な人生を記した本
類まれな熱意と努力で真理を追い求める科学者たち。彼らは素晴らしい才能の持ち主ですが、熱意があふれ出てとんでもないことをしでかす人も少なくありません。だけどふざけているわけではなく、むしろ大マジメだからこそ笑ってしまう。そんな科学者たちの奇想天外な業績と生き様について書かれた本を集めました。
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自分の体で実験したい 命がけの科学者列伝
レスリー・デンディ(著) , メル・ボーリング(著) , C.B.モーダン(イラスト) , 梶山 あゆみ(訳)
自分の体を使って実験を行った10組の科学者の物語。100度以上の高温にあぶられ、病原菌にわざと感染し、ほぼ無装備でロケットスレッドに乗るなど、かなり危険な実験が並びます。表紙は麻袋に詰めた肉を飲み込んで消化酵素の実験をしようとしているところ。そこまでやるの!?と驚いたり笑ったり、忙しい一冊です。
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こちらは自分の体だけでなく、他人をも巻き込んで行った人体実験の歴史です。『自分の体で実験したい』の原著はアメリカの児童書なのでピックアップされている実験もまだマシなのですが、本書は大人向けなのでよりハードな実験が取り上げられています。しかし切り口と語りがおもしろく、読みながら吹き出してしまうでしょう。
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「裏ノーベル賞」とも呼ばれるイグ・ノーベル賞を受賞した日本人への取材を通じ、「まず人を笑わせ、そして考えさせる」研究について考えさせられる一冊です。ハトを訓練してピカソとモネの作品を識別させる、牛糞からバニラの香り成分を抽出するなど。大マジメだけど、だからこそ思わず笑ってしまう研究が紹介されています。
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こちらは研究ではなく、科学者たちのプライベートである生き様にフォーカスした一冊です。相対性理論で有名なアインシュタインは女癖が悪くてトラブルが絶えず、現代数学の祖であるガロアは恋愛沙汰から決闘死してしまいます。「ダメな人」と言いつつもどこか愛情深く、楽しく読み終えることができます。
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