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肥大化する自意識に共感する人続出!?自意識過剰な主人公が登場する小説
現代社会では、多くの人がさまざまな理由で生きづらさを感じているものです。そのなかで、自意識に苦しむ人も多いことでしょう。人の目を気にするあまり本意ではない言動を取ってしまったり、世界と自己の乖離が苦しかったり・・・。滑稽だけれど笑えない、決して他人事とは思えない。そんな主人公が魅力的に描かれた小説を紹介します。
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ほんたにちゃん
本谷 有希子(著)
「人からどう見られるか」という考えばかりが脳内に渦巻く「ほんたにちゃん」。両親は健在だけど生い立ちが複雑なフリをしたり、普通の人に関心がないフリをしたり、誰もが身に覚えのある、忘れたい「黒歴史」を思い出すことになる小説です。主人公の取る行動すべてがおかしく、その人間らしさに愛おしさが感じられます。
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語り手は20年間地下室にこもっている男。理性的で合理的な人間社会のあり方に対する怒りの独白と地下室にこもる前のエピソードを綴った、ドストエフスキーの転換点になったと言われている一冊です。決して光はありませんが、その徹底した絶望の分析のなかに生きるヒントが隠されているかもしれません。
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