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日常が非日常へ変貌する恐怖・・・。そんな怖さが味わえるホラー小説
日本には「怪談」というものがあるように、古来から「恐怖」がある種の娯楽として楽しまれてきました。日常があるきっかけから非日常に変貌してしまう。その恐怖は本の中から読み手の日常にさえ侵食してきそうなのですが、クセになってついつい読み進めてしまうものです。ここでは、そんな「怖さ」が味わえるホラー小説を集めました。
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残穢
小野 不由美(著)
作家・石田衣良に「この本を家の本棚に置きたくない」と言わしめたホラー小説です。この物語は「穢れ」という概念が要になっていて、次々と伝染していく「穢れ」を一つひとつたどっていきます。淡々としたルポルタージュ形式で追い詰められていく物語は、本当に起こった出来事ではないかと思わせられることでしょう。
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嗤う伊右衛門
京極 夏彦(著)
「四谷怪談」を京極夏彦が大胆にアレンジして、究極の愛の物語として仕上げた一冊です。まずこの物語では登場人物の一人ひとりにも焦点が当てられていて、伊右衛門とお岩の夫婦がなぜ悲惨な運命をたどることになったのかが明かされていきます。その謎を知れば知るほど、陰鬱な感情が読み手を支配していくでしょう。
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